平生から当ブログ管理人のブログは散文的。
「散文的」とは以下のように説明されています。
( 形動
)
②しみじみとした味わいや奥行が感じられないさま。また、まとまりのないさま。 「 -な風景」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報 (コトバンクより引用)
当然に、当ブログの言うところの散文的とは①ではなく、②を指すわけでございます。管理人自身も散文であるという認識を持っているのでなんら問題ないのであります。
要するにですね、当ブログは菜園主のための備忘録みたいな位置付けで始まったブログなので散文的でいいや、という認識なんですね。別に文学的にする必要はないし、書籍にすることもないし。ストーリー性なんかも不要だし、村上春樹氏の処女作である「風の歌を聴け」みたいな感じでいいやと思っている訳です。
もっとも、「風の歌を聴け」と同列に並べるなんておこがましい限りですけどね。
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先日、我が家のクリスマスローズを無目的的に眺めていたのですが、ふと気づいたのですね。それは何かと言いますと、
クリスマスローズというのは全ての花にタネをつけるわけではない
ということです。
ウリ科みたいに雄花と雌花があるというわけでなのか分かりませんが、花殻を眺めていてどこにタネをつけるのかが気になり、一つ一つの花殻を見てみたのですね。
すると、当ブログ調べで「10個に1つの花に胚珠が存在した」ことがわかりました。確かに勢力を拡大したクリスマスローズに付く花の数のわりには溢れた種で発芽する株が少ないと感じていました。その理由が少しだけ分かったような気がしました。
花についていた、タネを包んでいた胚珠をもぎ取りました。全てのは何この胚珠はついていませんでしたね。
この胚珠には数個のタネがか燻蒸されているようでしたが、この時点では何個も確認できませんでした。すでに地面へと落ちていってしまったのでしょう。
黒っぽい俵状のタネ、いや、種子と呼びます、が確認できました。意外と大きな粒でしたね。もう少し小さめの種子なのかと思っていましたが初めて種子を確認できたことを嬉しく思います。
この種子が溢れて自然に発芽しているのが我が家の現状なのですが、ここで一つ疑問が生じます。
比較的大きめの種子をもつクリスマスローズですが、発芽率は良くないという説があります。こんなに種子が大きいなら発芽率はそこそこのような気もします。殻そのものが硬いのでしょうか?
発芽率がそこそこならもう少し自然に発芽する株が増えてもいいような気がするのです。でも自然発芽の株は多くない。
ひょっとしたら胚珠から放出される種子は、数個のうち1個発芽すればいいというレベル感なのではないか・・・?
いや、そもそも多年草だから種子が発芽しにくいというのは理解できる。でも自然発芽している。
種子が溢れる。地表に付く。
考えられるのは、地表に落ちた種子が(運よく)発芽するためには乾燥しないことが重要であって、その多くは地表で乾燥してしまうために発芽率を押し下げているのではないか、ということだろうか?
なんだか胚珠って蓑みたいですなぁ。
せっかく採種できたので播種してみようと思います。
素焼きの小さい鉢に培養土を入れて、その地表面に種子を置いておく。覆土しない。定期的に散水するが、その鉢は半日陰に置いておく。
おっと、素焼きの鉢はどこかな?
播種する前に素焼きの鉢を探すことから始めることになりました。
あ、あった。
種子、見ます?
黒い俵状のやつです。
さぁ発芽するのか?