菜園のひまわり。こぼれ種で咲いている。ひまわりは密集させて育ているよりもある程度孤立させたほうが大きく育ってくれる。その分花も大きくなるし付ける種も数多くなるのだけれど、その種の多くは野鳥たちのえさとなる。少なくとも菜園での生産物が野生小動物のタメになっていると思うとそれはそれで悪くない。当菜園が目指すところの生物多様性に一役買っているということになる。もちろん菜園主自らがそう思っているだけだ。
隣の農家さんちでこんなものを見つけた。
ニイニイゼミ本体とその抜け殻だ。
当菜園主はセミが好きだ。
一夏をその命の限りを尽くして鳴いている様子は非常に健気だし、十数年も地中で生活していながら地上では数週間しか生きられない。セミのためにできることはあるかなとか思ってみたりもするのだがせいぜいセミについて想いを馳せることくらいしか人間にはできない。だからこうやってセミのエントリを書くのかもしれない。
自然界の偉大さを考えたら人間なんて取るに足らない存在に思える。
雷は大気中のリンを地表に落としてくれるし、雨が降れば大地が潤う。雨なくして農作業なんてできない。
だいたいはこんなことを考えながら夏を過ごす。