当菜園では堆肥を手作りしている。
実際に手作りした堆肥を使用したのは今作が初めてで、しかも圃場のはみ出したエリアに試験的に使用しているだけだ。
当菜園の堆肥作りはほとんど自然に腐熟するのを待つという、とてもとてものんびりしたものだ。
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当菜園は落ち葉堆肥、イネワラ堆肥、モミガラ堆肥の三タイプを作成している。落ち葉は毎年かき集めて堆肥BOXに放り込んでいるだけ。気が向いたら米ぬかを散布するくらいで人為的に散水して踏みつけて米ぬかを撒いて、ということはしていない。それでも落ち葉を積み上げて丸三年経った今年、ようやく使用出来るレベルにまで腐熟し、使用に耐えるのではないか思えるようになった。
一方、イネワラは昨年冬にカブトムシの幼虫が住み着いたことが確認出来た。イネワラはこれもまた堆肥BOXにイネワラを放り込んだだけ。イネワラは丸二年でカブトムシの幼虫が住み着いてくれるようになった。
モミガラ堆肥はというと相変わらずクタクタ感がなく、さすがに二年やそこらで堆肥になるほどやわではないことが理解出来た(笑)*1
これらは自然に堆肥化するのを待ちつつ、自然に堆肥化させるにはカブトムシの幼虫に取り付いてもらうのが早いのではないか、取り付いてほしい、と思いながら完全放置を決め込んで来たものだ。
だから昨年イネワラ堆肥にカブトムシの幼虫が住み着いたことが分かったとき、イネワラは毎年200リットルばかりを放り込むだけで下の方からカブトムシの幼虫が分解してくれるだろうと確信したし、現に今年も下の方から黒々とした堆肥が出来上がっていることが確認出来ている。
こんな具合だ。
本当にイネワラを積み上げておくだけでこうなってくれるのだから、落ち葉と違ってラクでいい。
このイネワラ堆肥を少し調べてみた。
菜園に投入するといってもまだまだ量的には少ない。今入っているイネワラが姿形がなくなるくらい朽ちてくれないと使用する気にはなれない。
さらに調査を進めるとこのようにカブトムシの幼虫が出て来た。この夏も卵を産みつけてくれたらしい。画像の幼虫は写真を撮られることをたいそう嫌がっていた。だから撮影後はさっさとワラを被せた。あちらこちらを掘って調査したが、ざっくり50匹程度の幼虫が確認出来た。これら幼虫さんたちに食べてもらい、堆肥化を促進していただこうではないか(笑)*2
もっとも、幼虫がいる間は堆肥を使用したくても使えないことが分かっている。堆肥を取り出そうとすると幼虫がうじゃうじゃ出てくるのだから。
やれやれ、堆肥作りなのかカブトムシのブリーディングなのか・・・。