エントリの内容的には昨日の続きみたいなものなのだが、いよいよこの秋から落ち葉堆肥を試験的に使用し始めた。
だいぶ嵩も減ったと思うし、手で触るとすぐにくだけるようになっている。
この落ち葉堆肥を手で触りながらいろいろと確認してみたのだが、やはり米ぬかを散布した効果が大きかったのではないかと思う。だいたいは落ち葉を収集して、苦土石灰水溶液を散布したら足で踏みつけて米ぬかを撒く。その繰り返し、みたいな堆肥の作り方が紹介されているのだが、一年以上かけて作ろうと思えば、無理に乾燥している冬場に水やりすることもない。梅雨に入り、気温が上昇してから米ぬかを散布しながらときどき撹拌するだけでこういうふうになるのだ。
それとコガネムシの幼虫が見当たらない。未熟な有機物に多く発生するのがコガネムシの幼虫なのだが、やはり米ぬかを散布し、その発酵熱を嫌がったのかもしれない。あるいは成虫になってしまっているのかもしれない。
このようなことを考えながら落ち葉堆肥をまさぐっていると
おっつ、いやがった。コガネムシめ。
ん?
それにしてもでかいぞ。
コガネムシの幼虫はこんな顔がでかくない。
こりゃ、カブトムシの幼虫だね。どうやら苦節丸三年で住み着いてくれたらしい。他にいないかな、と思いながらいろいろ調べてみた。
いたいた。
イネワラ堆肥よりもずっと少ない数だったけれど、間違いなくカブトムシの幼虫だ。彼らに食べてもらって堆肥化を進めよう。
でも、なぜ今年になって落ち葉堆肥にカブトムシの幼虫が住み着いたのだろうか?
仮説① 落ち葉そのものが腐熟したから
仮説② 腐熟を促進させるため栄養価の高い米ぬかを散布したから
仮説③ イネワラじゃなくて落ち葉にすっかな、みたいな物好きがいたから
仮説④ 菜園主の念力による(爆)
自然界のことはよくわからないが、どうやら①と②の複合的理由がより正解に近いのだろう。落ち葉が腐熟しただけではダメ。それに栄養価がなければ幼虫は育たない。より条件のよいところに産卵しただけ、なのだろう。
これで落ち葉にも住み着いた。
この冬の落ち葉集めのモチベーションにつながるね。