週半ばに台風崩れの低気圧が来ると、どの気象予報士も自信満々に言うので菜園に赴いて強風によって飛ばされるものはないかどうか探したり、オクラの始末などを行った。秋らしい、ナイスな天気だ。朝から菜園で作業した後でこのエントリを書いている。
このような気候でもじっと作業をしていると蚊が襲撃しにくる。彼らも必死だ。刺されないようにと、人間も必死だ。5匹くらいの蚊を叩きのめしたがそれでも1カ所血を献上する羽目となった。
特に菜園での作業は害虫退治くらいなもので、追肥は次の週末だし、除草もこまめにやっているので特にやるべきことはなかった。そうすると確認したくなるのが堆肥の様子だ。
当菜園では三つの有機物を堆肥化させている。
①落ち葉堆肥
②イネワラ堆肥
③モミガラ堆肥
この三つだ。落ち葉は晩秋に拾い集めて積み上げているだけ。気温が高くなった梅雨時に、思い出したかのように米ぬかを散布してかき混ぜる。イネワラ堆肥はそのままイネワラを放り込んで完全放置。モミガラは収穫残渣を分解させるために設置した。さらに落ち葉堆肥BOXに入りきらなかった落ち葉を一時保管するBOXもある。
イネワラ堆肥にカブトムシの幼虫が取り付いたことを確認したのは昨年の晩夏頃だっただろうか。何匹かが成虫となり、さらにどっかから成虫が産卵したらしく、今年も取り付いている。目視での確認だけだがかなり多くの数の幼虫がいる。放っておけばいいものをちょくちょく確認しているものだからあやうく幼虫に話しかけそうになる。
一方で落ち葉堆肥に幼虫が確認出来たのはつい最近だ。イネワラと比較すれば数は少ないだろうが、それでも十数匹の幼虫を確認している。このBOXには時期が来たら落ち葉をかき集めてさらに積み上げておくつもりだが、幼虫が住み着いてくれたおかげで堆肥化を促進してくれるだろう。
またモミガラ堆肥はどうかというと、モミガラを積み上げて丸二年が経過したが相変わらずクタクタ感が感じられない。さすがにカブトムシの幼虫はいないだろうと思っていた。だから力一杯にモミガラを切り返しているとデカいコガネムシの幼虫が現れた。もっとも、これはカブトムシの幼虫だったのだが、一方的に「幼虫がいるわけがない」と思い込んでいるのでそれがカブトムシの幼虫だと気づくのに時間を要したのだ。
画像は点在していた幼虫を一カ所に集めたものだ。モミガラを食べている幼虫は落ち葉やイネワラを食べているそれとはお腹の色が若干異なることにお気づきだろうか?*1。
それはそうとモミガラにまで住み着いてくれたことは驚きだった。これで堆肥化が促進されるだろう。当初の目的に一歩ずつ近づいている。でも、彼らだけでモミガラを堆肥化させるのはしんどそうだなと思い、これら以外に幼虫がいないかどうか確認したのだが、この三匹以外には確認出来なかった。まぁよい。彼らに頑張って食べてもらって良質な糞が混じった堆肥にしてもらうこととしよう。
しかし、
しかし、モミガラに産卵するなんてカブトムシも勇気あるなぁ。
これで全ての堆肥BOXに幼虫が取り付いたことを確認した。来年の作付けでカブトムシの幼虫が作ってくれた、これらの堆肥を使用してみたい*2。