昨日は雨だった。家庭菜園活動家としての活動が何も出来なかったので今日は一日の遅れを取り戻すかごとく一心不乱に作業をしていた。おかげで腰が痛い。当初の予定だとタマネギエリアの耕耘を済ませ、マルチを張って苗を植え付ける予定だった。しかしながら昨日一日中降るもんだから土壌水分を気にして延期しようと決断した。
このエリアは砂質地なので耕耘機を動かそうと思えば出来たのだけれど、なんとなく止めておいた方がいいと思った。*1
どうせ耕耘機を動かすんだったらまだ収穫出来ていないサツマイモとサトイモを収穫してしまい、そのエリアにも耕耘機をかけてライ麦を播きたいと思い直すようにした。
思えば、この秋冬エリアは雨が降ろうものなら水たまりが出来るほどの耕盤があっちこっちにあったものだ。昨日は一日中降っていたけれど、朝からすべての畝の確認が出来るくらいまで水分が抜けていたし、多少ぬかるみを感じたけれど歩けないほどではなかったから土壌改良がうまく進捗している証左なのだろう。
タマネギ定植の準備を諦めた菜園主は、土壌改良に一役買っているであろうセスバニアの採種から着手した。
こういう状態なら採種もしやすい。採種は丁寧に莢をハサミで切ってから手で種を取り出すという地味な作業だ。ある程度莢を取ったところでセスバニア本体を引っこ抜いてみた。
根粒がすごい。チッソの固定量が際立って多いからこうなるんだね。
セスバニアは直根性だとばかり思っていたけれど、横に太い根が張り出している。意外と地際に根が張ることが分かった。
根粒はその横に伸びる根に集中している。地面に対して垂直に太い根が見えるが、引っこ抜いたときに切れてしまっているから、実際はもっと地下深く根が伸びているのだろう。実際に目で見て確認してみるといろいろなことが分かる。
セスバニアの根についてあれこれ考えながら採種した種はおよそ300グラム程度。
まだまだ取ろうと思えば取れたのだけれどまた来年自然と出て来てもらいたいので放っておいた。今日やるべきことは採種ではないのだ(笑)
*1:午後三時頃になると水分も抜けて耕耘出来る状態に思えた