安物のピスタチオは数個に一個はカラに亀裂の入っていない不具合品が存在する。消費者の中には
「この不良品め! カネ返せ」と言う方もおられよう。
だが一方で、
「100円だから仕方ないね」と諦める方もいる。自分は後者だ。
世の中で言われるところの「安かろう悪かろう」は真理だ。安いのにはれっきとした理由が存在する。安ければいい、といった考えが定着していたここ何年間でデフレが進行した。デフレは相対的に流動性の価値を上げるが、流動性そのものを増やす訳ではない。
価格が安い
↓
製造費・販管費は不変
↓
売上高上がらず
↓
収益悪化
↓
給料上がらず
↓
売上数量を増やそうとする
↓
価格を抑える(安いまま)
↓
・・・
それでも安いのがいいですか?
デフレ脱却を目指す方向性は誤ってはいない。少なくとも自分はそう思っている。
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日本経済に夜明けは来るのだろうか?
少なくとも日本国民の多く、すなわち、いわゆる庶民にとって、夜明けは来るのだろうか?
選挙が終わって、そう思った。