次の日曜日は三月なんですね。早いなぁ。そろそろ圃場の準備をしなくてはなりませんね。でも相変わらず寒いし、気温が上がらない中で作業するのも健康上悪いから早く暖かくなってほしいと思います。
本エントリでは最近ご無沙汰の愛犬ロクロウと今後のスケジュールについて打ち合わせしてみました。
飼い主「3/7〜3/8で一回目の耕耘をやろうと思っているのだが」
ロクロウ「ってか、早めに着手した方がいいんじゃないの?」
飼い主「なぜ? 寒いじゃんか」
ロクロウ「都合良く週末晴れるとは限らないでしょ? しかも強風かもしれんし」
飼い主「そりゃそうだ。でも寒の戻りがある中で播種定植を済ませてしまうとトウが立つから出来る限り遅くやりたいんだよね。昨年なんかダイコンはほぼトウ立ちしたしさ」
ロクロウ「トウ立ちが遅い品種を選んでないのか?」
飼い主「いやいや、選んださ。それでも素敵に花が咲いてしまったんだ」
ロクロウ「まぁいいさ。で、スケジュール的にはどうなの?」
飼い主「だから3/7〜3/8で一回目の耕耘。その前にエン麦を整理しないといけないな。それに石灰や肥料の準備もまだしていないし」
ロクロウ「今年はグダグダだなぁ? そんなんで週末ファーマー気取りとは恐れ入るぜ」
飼い主「ちぇっ。まぁそんなこと言うなよ。それにまだ霜が降りる季節だろ? だから意外とタイミングを取るのが難しいんだよ。分かる?」
ロクロウ「そいつは分かるけどさ。で播種定植開始はいつ頃にするの?」
飼い主「桜が咲く頃だね。昨年は桜の開花宣言が出てから播種定植を行ったよ」
ロクロウ「で、トウ立ちしたわけ?」
飼い主「そうなんだよ。トウは一定の低温に一定期間あたり続けると花芽を付ける性質のことを言うんだ。晩抽性の品種をチョイスしてもトウが立ったんだから今年は少しスケジュールを後に倒したいんだ」
ロクロウ「桜っていつ咲くんだい?」
飼い主「どうやら三月下旬とか言っていたけれど、少し後ろにずれ込むんじゃない? 四月に入ってからじゃないかな?」
ロクロウ「じゃぁまだ準備するのは早くないか? もう少し待っていてもいいんじゃん?」
飼い主「いや、それはダメだ。今年のジャガイモは本圃場に定植したい。ジャガイモはお彼岸までには定植を済ませるのが定石だ」
ロクロウ「それなら直前に耕耘してすぐに定植を始めればいいじゃないか?」
飼い主「おまえさんは何年一緒に生活しているんだよ? 耕耘は最低でも3〜4回する必要があるんだよ、当菜園の場合には。だから一週間に一回ずつ耕耘機を走らせて土を耕す必要があるんだ」
ロクロウ「3/7か3/8に一回目だろ? 翌週に二回目って感じ?」
飼い主「気象条件が許せばそういうイメージなんだろうね」
ロクロウ「今年は有機物は散布しないの? 昨年はイネワラだったろう?」
飼い主「そう。出来れば毎年散布する有機物の種類を変えたいんだがね。今年は散布しないつもりなんだけれど」
ロクロウ「散布しない? なぜ?」
飼い主「だってまだ完全に分解された有機物は少ないと思うよ。あまりにも多くの有機物を散布しすぎると有機物の分解にチッソ分が消化されてチッソ飢餓がおきるかもしれないし」
ロクロウ「そのために肥料を散布しているんだろうが。有機物は投入すべきだね。ただでさえ土が良くない圃場なんだからさ」
飼い主「そう思う? じゃ今年もイネワラにしようかなぁ」
ロクロウ「落ち葉堆肥はダメなの? たくさんあるじゃないか」
飼い主「あそこにはカブトムシの幼虫がうじゃうじゃいるんだ。堆肥をすくおうとすると農業用フォークに幼虫が刺さりまくるんだ。今や野生のカブトムシは貴重なんだぜ。機会があればカブトムシで一儲け出来るかもしれないじゃないか(笑)」
ロクロウ「でも、さっき言ったじゃないか、有機物の種類を変えたいって。堆肥にしなよ」
飼い主「今年まではイネワラにするよ。2016シーズンに向けては秋のうちにエン麦を鋤き込む予定にしているし」
ロクロウ「圃場が裸地になるよ? いいのかい?」
飼い主「ああ、鋤き込んだ後はライ麦を播くから大丈夫さ」
ロクロウ「そんなら、イネワラを投入するんじゃ早めに投入した方がいいよな。なかなか腐熟しないだろうからさ。そうすっと次の日曜日でもよいのでは?」
飼い主「んー、そうなんだよね。そこが考えどころなんだ。次の週末で石灰系、肥料系を準備して3/7に備えるというストーリーでいたからさ。イネワラを入れるとなるとイネワラの調達も必要だから、イネワラも次の週末になるな」
ロクロウ「3/1に調達。3/7に一回目ということか」
飼い主「そういうことだね」
ロクロウ「それにしても毎週週末は自宅にこもって勉強しているんだから体がなまっちゃっているんじゃない?」
飼い主「そうでもないさ。おまえさんの散歩で運動させてもらっているよ(笑)」
ロクロウ「あれじゃ運動にはならないさ。春になると散歩の距離が短くなるぜ」
飼い主「おいおい、それじゃメシの量を減らすだけだ」
ロクロウ「それは勘弁してほしいワン」
なんのこっちゃ。