自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話。たまに出てくる仕事の話はストレス発散目的

Yahoo!検索で「セスバニア」で検索すると当ブログが三番目に来るという事実

当ブログは週末に行う家庭菜園愛好家による、家庭菜園活動家のための備忘録のような位置づけでございます。定期的にご高覧いただいている方々にはさぞかし恐縮の極みではありますが本当に単なる備忘録に過ぎないのであります。

特に家庭菜園活動は再現性をとることが極めて困難なものです。したがいましてさまざまな事象を積み重ねることで仮説を形成し、一次データや二次データをもとにその仮説が正しいものなのかどうかを検証するために備忘録をつけることにしたという次第であります。文字情報だけのテキストファイルでもよいのだけれど、出来ることならその当時がプレイバックできるような画像を加えてぜひともバイナリファイルにしたいと思い、ブログという形式を採用しているのでございます。

 

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家庭菜園活動というものはややもすれば三日坊主ならぬ三シーズン坊主になりかねません。こう言っちゃなんですが、ご近所にも家庭菜園活動を放棄なさった方々が大勢いらっしゃいます。忙しいとかいろいろ理由はおありなのでしょう。ただの趣味ですからね。

とはいえ、どうせやるからには昨年よりは今年、今年よりは来年といったふうに栽培手法を改善することで収量を上げたいというのは家庭菜園活動家としての性であります。ですのでこうやって時間を割いてブログにエントリするということを通じて栽培手法、天候、そのときの気分(?)、品種などを収めておくのであります。

 

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当ブログ管理人にとってはこの家庭菜園活動は単なる趣味です。自分にとって家庭菜園の目的は何か、と問いかけてみてもはっきりとした理由がでてきません。別に社会的欲求を満たしたいわけでもないし、自己実現の欲求があるわけでもない。自分で育てた野菜が食べたい、といった生理的欲求とも違う。最近は家庭菜園活動を開始した目的でさえも忘れてしまったようです。

 

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当菜園は『緑肥を輪作体系に織り込むことで地力向上をはかり、動物性堆肥に頼ることのない肥料設計のもと、生物多様性を重視した栽培手法』を採用している。この場合、「緑肥を用いた」という部分が手段であり、緑肥を用いることが目的とはなっていない。緑肥を用いることは「地力向上」のため、ということです。だから使用する緑肥も、その目的に応じて種類が変わります。

 

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どんなことでも当てはまるかもしれませんが、何事も基本が大切ですよね。野菜栽培というよりも植物栽培全般に言えることは「土の大切さ」ではないでしょうか。土は栽培の基本ですし、土だけではなく、空気や水なども欠かせない要素であります。基本となる土つくりを万全にしなければ納得いく野菜など栽培できないのではないかと思うゆえに緑肥による土つくりをはじめるようになりました。

その土地にはその土地に根ざした野菜があり、その土地でなければおいしく育たないという野菜も枚挙に暇がありませんよね。それは土質だったり気象条件だったり栽培手法だったり、またはその組み合わせだったりいろいろ理由があるわけです。だから本当においしい野菜というのはその野菜にふさわしい土、気象条件、栽培手法の三つが合致して初めて育てられるものであるという認識を当ブログ管理人は持っております。だから土さえよくなれば何でもおいしい野菜が作れるとは思っていないのです。

だって、土がよくたって、埼玉県でサトウキビなんて作れないでしょ?

土が抜群でも関東地方の平野部で真夏に高原レタスなんて採れないでしょ?

もちろん物理的にハウスとか冷却施設とかそういったもんがあれば別ですが、家庭菜園のレベルではそんなことは無理なことであります。 

だから当ブログ管理人が行う土つくりは「その土地にあった野菜を栽培するために必要な土にするため」が目的なのであります。

いずれにせよ、土は栽培のイロハの「イ」であり、もっとも注力すべき事項には違いないのは間違いないといえます。

その土つくりの手段として緑肥を採用しているのでありますが、緑肥を栽培すればよいというものでもありません。緑肥を有効に活用するためには労力を惜しんではならないことを忘れてはいけません。

 

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緑肥を有効活用した土つくりには労力が必要だ、と述べました。ただ単に栽培するだけではダメだ、と。確かに緑肥にはマメ科緑肥があり、根粒を蓄えて窒素分を供給するものもあります。緑肥の効用にはこのように窒素分を供給する働きのあるものや、センチュウ密度を低減させる働きのあるものや耕盤層を破砕するくらい根をまっすぐに伸ばす性質のあるものもあります。刈り込んで放置していれば堆肥化する緑肥もあります。それぞれの目的に応じて緑肥を使い分けることが大事なことであり、無目的に緑肥を用いることはプラス面だけでなく、マイナスにも作用することを理解するべきです*1

ではここで当ブログ管理人が主張したいことは何かというと、

緑肥はその性質に応じて使い分けるべきであり、生の粗大有機物を地中に鋤き込み、微生物を活性化させることを通じて粗大有機物を腐熟させ、もって腐植を増やすことで地力を向上させるなど、それぞれの目的に応じた使い方をすべきだ

ということでございます。

もちろん目的によっては鋤き込みが不要であることもあるでしょう。

 

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本エントリがこんな話題を持ち出すのも、「セスバニア」で検索された方が、当ブログにヒットすることが多いからであります。当ブログは「セスバニア」でヒットするブログになりつつあるようです(笑)

 当菜園がセスバニアを採用するのはもちろん耕盤層破砕が目的です。土のスープを煮出し、光合成細菌や酵母菌水溶液を散布する「ヤマカワプログラム」も試行してきましたが、非常に手間がかかります。さらには酵母菌水溶液が入手困難という事情もあります。その点、セスバニアは播種栽培できる期間が夏季限定ではあるものの、広面積に播種できるメリットと採種しやすいというメリットがあります。ですので数年継続することを条件に、部分的もしくは全面的にセスバニアを栽培することはある一定の効果が期待できます。唯一のデメリットはタネの入手が難しいという点でしょうか?

このセスバニアは開花前に鋤き込むことが推奨されています。根につく根粒は他のマメ科緑肥の数倍に及ぶという資料もあります。

www.engei.net

 

www.tama5ya.jp

 

セスバニア・ロストアラータとの輪作における小麦の施肥窒素の低減

 

緑肥にはそれぞれ使い道があります。こちらのサイトでは少々詳しく緑肥の紹介をしてございます。

緑肥2014 | 種・苗の通販 “農業屋.com” 創業400年

 

 セスバニアが検索されているということは皆さん耕盤層に悩んでいる証左かもしれませんね。窒素供給だけなら扱いがラクチンなベッチやクリムソンクローバーがありますから、何も好んでセスバニアをチョイスすることはないですから。

 

 緑肥を採用するときの注意点を申し上げて本日は終わりにしようと思います。

それは・・・、

 

適切に管理しないと雑草化してしまう

 

ということです。くれぐれも管理はしっかりと行いましょう。 

 

 

*1:イネ科緑肥は残留肥料分を吸収しますからイネ科緑肥栽培後の圃場には再度肥料散布が必要、とかね