早いものでもう5月も終わりだ。この5月は雨が少なく、かつ気温も高い日が続いた。春が春らしくあってほしいのだが、えてしてこういう年というのは夏が夏らしくなかったり、秋が秋らしくなかったりするものだ。
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夏が夏らしくないとおいしくならない野菜がある。その一つがスイカだ。1993年のような冷夏だとスイカを食べようという気にならないし、毎日が雨だったような印象だったから野菜も高価だったのだろう。
さて、当菜園で栽培しているスイカは黄色い小玉スイカだ。そのスイカに敷きワラをした。
前週で摘芯し、子蔓を誘引した。ワラを調達し、全面に敷きワラをしたのが先の週末だ。画像で見える花はすべて摘み取り、南西方向に蔓が伸びるように子蔓の修正を施した。
ご覧の通り、南方向あるいは南西方向に蔓が伸びつつある。10節以降で人工授粉、さらに着果が確認出来たらところで放任するが、それまでは礼儀正しく、南西方向に蔓を伸ばすように躾する。
このように蔓を一定方向に伸ばしてあげるとその後の管理がラクになる。カラス除けも着果した蔓が同じ方向であれば効率的に行うことが可能だ。
敷きワラは畝の上部と蔓が伸びる方向で敷設した。マルチの上部は高温になるし、蔓や葉が焼けてしまうことを防ぐため。蔓が伸びる方向に敷設するのは言うまでもなく、ひげがワラを捕まえることでワラを敷設した方向に蔓を伸ばせるようにとの配慮からだ。
結構贅沢に厚く敷設してみた。これらのワラはいずれは腐熟して土に帰ってしまうから土作りも兼ねて、一石二鳥だ。さらに蔓が伸びる方向のワラの下に有機肥料を散布しておいた。有機肥料の効果が出る頃に、スイカの細く細かい根が届くだろうからね。
遠目から撮影してみるとこんな感じ。
なんだか菜園っぽくなってきたでしょ?