当菜園では市販されている動物性堆肥は使用しないことにしている。理由は簡単だ。高価だから。それに当菜園はそれなりに面積が広いもんだからその面積に対応する堆肥を購入していたらもう一軒家が買える(笑)。
だから、というわけではないけれど、必要な堆肥は内製することにした。内製に必要な資材なら腐るほどある。これだから田舎住まいは止められない(笑)
当然に無料で手に入る資材だからその対価としての労働力は提供する義務がある。タダで入手出来る資材とは“落ち葉”だ。私有地でない限り落ち葉を集めていても文句は言われない。むしろ感謝さえされる。感謝されるのが目的ではなく、落ち葉堆肥を作るのが目的だから体力の続く限り一心不乱に集める。集めた落ち葉は堆肥BOXに放り込む。あとは時間が経過するのを待つだけ。
画像は落ち葉堆肥BOXの2号機だ。1号機にも落ち葉が積み上がっているが、1号機は収穫残渣等も放り込んでいるものだからミミズさんが大量に生息している。ミミズさん目当てのモグラを集中させる意味合いだ。
さて、今年は、菜園主の忙しさにかまけて米ぬかや発酵促進剤等の人為的手段を全く講じずに晩夏を迎えた。
上部の落ち葉をかき分けると落ち葉:堆肥=5:5の堆肥が現れる。ここには当然に例のイモムシがいる。
もう少し深く掘り進めると
このように完全に堆肥化した落ち葉をすくうことが出来る。
ゆえに、この落ち葉堆肥は完全に使用出来るレベルに至ったというわけ。
しかしながら菜園主はこの落ち葉堆肥を使用することに躊躇いを覚える。理由はこれだ。
堆肥を集めようとすると必ず彼らに遭遇するのだ。農業用フォークなど使おうものなら、フォークの爪のすべてに彼らが刺さってしまうのだ。
毎年、こういうことを考えているから、この落ち葉堆肥はデビュー出来ないでいる。
(昨年試験的に少し使ってみたけれど)