自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

モグラの侵入を許し、発芽後の成育が芳しくないニンジン

当菜園は緑肥などの有機物を利用した農法を採用している。土壌中に有機物による腐植を作り出すことで肥料に頼ることのない野菜作りを目指そうという試みだ。まだまだ道半ばではあるが毎年それなりの収量を確保出来ている。

有機物を利用した農法は、家庭菜園レベルであればということだが、非常につらくしんどいものとなる。緑肥などの有機物を利用するためには土壌に鋤き込むという作業が伴うため、この一手間が重要。農家さんのように大型のトラクターを所持している訳ではないので鋤き込みには家庭用の小型耕耘機などを利用する。もちろん人力で鋤き込むこともある。有機物の鋤き込みによる効果は一朝一夕に現れることは決してないのだが、継続することで効果が出ると信じてやっている。

しかしながら、有機物を利用する、当菜園のような農法はデメリットも存在する。それは有機物目当てにやってくる害虫や害獣の存在だ。代表的な害虫はコガネムシなどの幼虫だし、害獣のそれはモグラだ。当菜園にはそれなりの量のミミズが生息している。それを目当てにやってくるのがモグラだ。

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これはニンジン+ホウレンソウの畝だ。よく見てみるとモグラが通過したような痕跡が見られる。特にこのモグラの通過によってホウレンソウが壊滅的な打撃を受けている。発芽後に消失したのはモグラが原因だったことが分かった。

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ニンジンも同様で発芽し、本葉が展開し出した頃の株の下をモグラが通過したようでご覧の有様だ。

つまるところ、モグラによって畝床が破壊されてしまっているということなのだ。さすがにニンジンは播き直しは出来ないから、健全に大きくなりそうな株だけを栽培することになりそうだ。

やれやれ、大雨の次はモグラか。