当ブログ管理人が住まう、この埼玉県北東部の片田舎はサツマイモといえばベニアズマなどを好んで栽培するようだ。確かに栽培するのがカンタンだし、定植して活着さえすれば育つ。もちろん追肥も不要だ。だから適期に定植し適期に収穫する。しかも収穫は子供たちに大人気だし、焼き芋、大学イモ、天ぷらなどこれもまた子供たちに大人気のメニューとなる。
当菜園ではベニアズマを栽培したこともあるが、ここ数年は続けて安納芋を栽培している。安納芋はベニアズマと違って展開しても葉量が少ないし、適度な降雨も必要とする。葉量が少ないからといって追肥などするものなら葉ボケしそうな感じがする。
安納芋は苗から定植した。HCで苗が見られるようになったのはつい最近のことだろうか。だからHCで安納芋の苗を発見したときは大喜びで購入したものだ。今ではいろんなHCで見られるようになり、その苗の管理状態からそのHCのレベルが分かってしまう。
安納芋の苗の定植に際し、水を吸わせておかないのがよいという。これは今年の定植後初めて知った。来年の定植時には水を吸わせないで定植してみようと思う。また、当菜園では安納芋の栽培ではマルチを使用する。畝を立て、マルチを敷いて地温を上げる。その後、苗を挿し散水。マルチの穴と苗が接触して傷まないように有機物で株元を覆う。あとは活着を待つだけ。時折除草と蔓を返してやりながら収穫期を待つだけ。これもまた手のかからないよい子だ。
今年は夏場にカルシウム分、ミネラル分を補うためにカキ殻石灰を散布した。その効果は食べてみないと分からない。だが、食味を試せるときがやってきた。そう、安納芋が収穫期を迎えたからだ。
まずは蔓を切り取り、マルチを剥がさなくてはならない。
キレイに剥がせたが、地表に出ている蔓の少なさに目を疑った。昨年同様に約半数が消滅していたからだ。
画像のような太い蔓はちゃんとイモが付いていたが、細い蔓にはイモは一つも付いていなかった。
今年はこのような感じだった。収量としては約40㎏といったところだろうか。
今年の傾向は小さいイモよりもまるまるしたイモが多く、また巨大なイモが多く採れたことだ。
これなんかは焼き芋にするには絶好の形をしている。
で、デカいイモはカボチャみたいな形もあるし、とにかく今年は大きいイモが付いた。それはあたかも細胞分裂しそこなったミドリムシのようにも見えた。左に写るイモはさながらかぼちゃのように見えた。
デカいイモは焼き芋にするにも難しく、どう捌いていったらいいか悩みどころだ。デカいイモを喜んでくれそうなご近所さんにあげちゃおうかなぁ。
かくして2015年の安納芋栽培は収穫をもって終了した。
ちなみに試し採りした安納芋はまだ試食してない。