自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

立冬の前日に定植したタマネギ

実は本エントリの内容は一週間前の作業についてだ。立冬の前日にタマネギの定植を済ませることが出来たので2015シーズンの播種定植はすべて完了したことになる。今後は管理作業と収穫、除草、落ち葉拾いが中心になり、本格的な冬を迎えることになるわけだ。

一年って短いですなぁ。

 

さて、タマネギの定植は三年連続三回目となり、三年連続同じ場所での定植。定植するエリアはここだ。

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二週間前にソルゴーなどの残渣を鋤き込み、そのまま放置していたエリアだ。夏場とは異なり、有機物の分解は遅く、一冬かけて有機物を分解させながらの栽培となる。いつものことだ。

耕耘機を出撃させる前にリン酸分を含む米ぬかを散布した。

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このエリアは砂質地であり、肥料分の流出が激しい。だから定植二週間前には石灰系肥料と化成肥料を散布しておいた。さらに鋤き込まれた有機物を分解する手助けをするために米ぬかを散布。そして今年の試みとして、自宅で生ゴミ処理装置として活躍したモミガラ堆肥を散布することにした。

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モミガラは120リットルといったところか。

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モミガラには多くのミミズさんが生息しており、モミガラが十分に堆肥として機能することを伺わせた。また水分調整のために少しだけ生のモミガラを追加しているので堆肥散布後に再度米ぬかを撒くことにした。

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耕耘機で何度か耕耘した後でマルチを敷き、定植の準備は完了した。

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畝一つ分くらいなら15分程度で済んでしまう。

苗は近くにある、金融で儲けている某農業協同組合の直売所で仕入れた。50本1セットの苗が350円で売られていた。マルチの穴は一列5穴×18行なので2セットが必要だということで700円の支出。これで無事に苗を調達することが出来た。

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数えてみると苗はゆうに50本以上入っていた。こういったテキトー加減が田舎を感じさせる。苗はかなり細いものもあり、そういった歩留まりを考慮してテキトーなのだろうと推察した。ひょっとしたらただ単に数えるのが面倒だったからかもしれない。

苗の定植も短時間で済んだ。

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翌日は雨の予報だったし、散水しなくてもよかったのだろうけれど、一連の作業の締めくくりとして散水しないわけにはいかないと思って散水した。

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定植したてだから見るからに“なよっ”としている。数日もすればピンと立ってくれるのだろうか。

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苗を穴に差し、根を完全に穴に埋めてからタネ播き用培土で覆土した。なんとなくそうすべきなような気がしたからだ。

かくして2015シーズンを締めくくるタマネギの定植作業が終了した。

 

過去二年のタマネギ栽培は、大雪に見舞われたり追肥のタイミングが遅れたり、トウが立ってしまったりと散々な出来だった。これも菜園主の未熟な現れなのだが、まるまるとしたタマネギを収穫するために堆肥を投入するという新たな試みをしてみた。来年の6月には収穫出来るというのでその効果を確かめてみたい。