我が家には宿根草を中心に花木が植わっている。多くはバラなのだが、これは細君の趣味であって世帯主の趣味ではない。最近は細君がバラの世話を放棄しているので世帯主がせっせと世話することになった。世帯主はぶつぶつ文句を言いながらバラの世話をする。するときれいな花を咲かせてくれる。それはそれで嬉しいものだ。
このバラは「かおりかざり」。キレイに咲いている。
宿根草中心とはいえ、一年草も季節に応じて栽培するのが常となっている。春夏ではニチニチソウだったりペチュニアだったりマリーゴールドだったり。秋冬ではパンジーやビオラだったり。そういった一年草を植え付けるのも当然、世帯主の役割だ。もっとも世帯主が好んでやるのだが。
パンジーやビオラを手に入れた。例によって世帯主が定植を行う。これプランターで栽培されるのだが、そのプランターの置き場は細君が決定する。
真冬でも咲き続けるからすごく健気に見える。
我が家ではプランターに植え付ける時、毎年土を替える。そして土も市販されている培養土に手を加えてから定植する。市販されている培養土をベースに、腐葉土や堆肥、有機石灰などをブレンドしたものを混ぜてあげてから定植する。意外と酸度調整済みとか表記しておきながら酸性に傾いた培養土があるから。だから必ず有機石灰を投入して酸度調整するのだ。
この程度の株数ならあっという間に定植作業は終わってしまう。
とりあえずこのように配置してみるのだけれど、後日微妙にポジションが変わっていることが多い。
「変えた?」とも訊かないし「変えたよ」とも言われない。20年近く一緒にいると言うべきこと、言わなくてもいいことが分かってくる。不思議なものだ。