今日は二十四節季の『啓蟄』なんですな。地面から虫がひょいひょい出てくるイメージがあるがなかなかどうして3月上旬はまだまだ寒い。虫だってなかなか出てこようとはしない。
家庭菜園的活動を行うようになってから、家庭菜園的活動の始動期は3月上旬としてきた。しかしながら最近は桜前線に合わせて作業を行うように改めた。やはり寒の戻りがあるとせっかく播種定植してもうまく育たなかったりトウがたってしまったりするからだ。あまり急いても仕方がない。だから啓蟄とはいっても虫さんにはもう少し暖かくなってから出てきてほしいものだ。
先日、菜園の片付けをしていたときのこと。
虫除けネットを外しながらネットの裾についた土を払っていると雑草さんの陰から
こんなモノが出てきた。
これって何? バッタ?
こういう虫さんも越冬するんだろうか?
まだまだ知らないことが多い菜園主はしばらくじっとこのバッタみたいな生き物を眺めていた。まだまだ寒い時節に放り出されてさぞかし迷惑しているだろうなと思いつつ、こういう虫も冬眠するのだろうか、たいしたもんだなぁとか感心していた。
ここにはベッチが生えていてベッチに紛れ込ませれば暖かくなる頃に出てきてくれるだろうと思い直し、ベッチの草むらの中にこのバッタらしき生き物を埋め込んだ。
バッタらしき生き物はいずこに潜伏してしまった。これでよし、と。
菜園には
オオイヌノフグリも咲き出し、春が近いことを伺わせた。
この土地で野菜作りを始めた頃にはオオイヌノフグリだのホトケノザだのそういった春の雑草さんは生えていなかった。もっと違う種類の雑草さんが生えていたような気がした。そういう意味ではずいぶんと土壌改善が進んでいるんだなぁと改めて思ったものだ。