早朝に愛犬ロクロウの散歩に行く。彼は人間の話す言葉など分かるわけもないのだが、飼い主は彼に問いかける。
「勉強しなくてよい日を迎えた。とても微妙な感覚だ」と。
平生やっていることをやらなくてよいというのは、あたかも定年退職した仕事一筋のサラリーマンのような感じだった。むろん、当ブログ管理人は定年退職したことがないのでそのような気持ちは分からない。なんというか手持ち無沙汰になったというかそんな感じだった。
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通勤時、必ず勉強グッズを眺めていた。それは参考書だったり自分で解答した答案だったり。行きも帰りも必ず眺めていたのがもうやらなくてよいとするのはなんだか複雑なものだった。
だから今日、通勤時はずっと外を眺めていた。
しばらくずっと車窓から見える外の景色なんて見たことなかったよなぁ、などと秋だからか、少し感傷的になった。
いざ、受験勉強から離れてみると何をして良いのかわからない。
さし当たって昨日は受験会場の慶應の三田キャンからの帰途、細君のためにケーキを買った。
そうだ、細君へ感謝の意を込めてどっかに行こう。
・・・そう細君に提案したのだが、
「いいんだってば。好きなことやってくださいな」
と応えてくれた。ま、お互いに好きなことをやってきたのだからいまさらって感じもする。
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さて、次の週末で圃場の整理をする予定。
地主さんのところにも挨拶に行かないとな。