喫煙習慣を止めて次月で一年が経つ。よくもまぁ禁煙できたものね、と時々細君が言う。「自分もそう思う」と正直に応じる。
自分が喫煙しなくなると喫煙者が誰なのかにおいで分かるようになる。特に電車内では顕著に分かるし、道すがらすれ違うだけでも喫煙者かどうかが分かってしまう。それほどタバコのにおいには敏感になった。
そもそも喫煙は体に悪いというが、日本では合法的に販売されているので喫煙者をさげすむつもりはないし、タバコを吸わないから偉いとも思っていない。吸いたければ吸えばいいし、吸わないで済むなら吸わなければいい、ただそれだけのことだ。
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昨年1月下旬、当時よく吸っていた銘柄がよく売り切れていているので買いに行くことさえメンドくさくなった。ほとんど勢いで、
「タバコ、止めっかな。買いに行くのがメンドくさいし」
と思い、喫煙習慣を止めることにした。決意、とは違う。純粋に止めたという感覚であった。だから細君にも「止めたよ」なんか言っていなかったし、止めたことさえ気づいていなかったかもしれない。
その後、多少ニコレットのお世話になったが、おかげで喫煙習慣を止めることに成功した。
【メリット】タバコを止めてよかったこと。
①臭くなくなった
②カネが貯まるようになった
③持ち物が減った
④体の調子が(心なしか)よくなった
【デメリット】タバコを止めたことで悪くなったこと
①タバコネットワークから除外された
②体重が増えた
③タバコを吸う人と長くいられなくなった
喫煙していたときの、喉のイガイガ感がなくなったことが一番うれしい。
正直に言うと、タバコを止めたから体重が増えたわけではない。カロリー摂取量と消費量がアンバランスになっただけ(笑)