久しぶりに『自己啓発本』なるものを購入、読了した。
読んだ本は伊賀泰代氏の「生産性(マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの)」だ。180分ほどで読み終えたが久しぶりに読み、それが楽しかった(知識欲が充足されたという意味で)から二度目の通読を始めた。
その世界では伊賀泰代氏イコールちきりんということが囁かれているが、書かれている内容は至極まっとうで読んでも異論は感じない。ただ、相変わら内容が薄っぺらい項目があったのだけが残念だ。
氏いわく、生産性という概念は長らく製造業(ブルーカラー)で浸透してきたものだからいわゆるホワイトカラーの生産性というものに対する意識が希薄だとしている。それに生産性を高めるというとすぐに生産性の算定式の分母を削減(たとえば、コストなど)しようと考え出すところはまったく共感できる。どうして分子を増やそうとしないのか、と。
まだこのように断片的にしか記すことができないでいるから精読を試みて、実際の業務に横展開してみたいと考えている。
問題は、世間の経営者全てが伊賀泰代氏のいうことが理解できるかということだ。世間には投入する資源は無制限にあって達成のためには徹夜も厭わないといった働き方を推奨する会社などいくらでもあるからだ。
え?
当ブログ管理人の会社はどうかって?
さぁね。