当菜園は景観用にクリムソンクローバーを播種している。市道側だ。
市道側のクリムソンクローバーはなかば自生していて年々個体数が減少傾向となっている。だから3~4年サイクルで新しく播種することになる。
ちなみにクリムソンクローバーはHCなどで市販されているから入手は容易だ。
クリムソンクローバーは枝葉が柔らかく鋤き込みしやすい緑肥だ。当菜園ではタマネギ栽培を始めるにあたり、タマネギ栽培エリアでクリムソンクローバーを栽培し、大量の有機物として土中に鋤き込んだこともある。枝葉が柔らかいということはそれだけ分解も早いということだ。
クリムソンクローバーは通常晩夏に播種する。年を越し、桜前線と同じタイミングで成長を加速させる。
花は深紅色。クリムソンクローバーという名前の所以だ。
ただし、花後はみすぼらしい。本当に枯野みたいになるのだ。
深紅色の花目当てにミツバチが多く飛来する。またアブラムシが付きやすいのでてんとう虫が住み着く。クリムソンクローバー周辺は食物連鎖のいい見本となる。
花はGW前頃から咲き始める。そろそろ咲いてもいい頃かもしれない。
菜園主が住まう地域ではクリムソンクローバーを栽培している人が少ないからか、物珍しくクリムソンクローバーを眺めていく人が多い。中には「少し株を分けてくれないか」と言いに来る人さえいる。そういうときは快く渡すことにしている。