野菜の種類によって『筋播き』『点播き』『バラ播き』だの播き方を変えるのがよいといわれている。しかしながら当菜園では『筋播き』『バラ播き』で播種することは稀である。穴あきマルチを利用して『点播き』するのが常だ。
今回、播種したエダマメ、インゲン、トウモロコシも例外ではない。
このように畝を用意した。
播種にあたり当菜園では播種後の覆土に「種まき用培土」を用いる。使う理由は粒度が一定だし何よりも清潔だから。
まずエダマメを播種。一穴に3個だ。
手前側に播種した。最終的には一穴2株まで間引くが密植させるのはあまり背丈を伸ばしたくないから。ある程度大きさになったらマルチを敷いたままで土寄せを行う。
このように播種後は種まき用培土で覆土。豆類は播種後に散水することはしない。野菜本などでは播種後に散水するとしているが、散水することでタネが腐る可能性が高まるから当菜園では散水はしない。自然の降雨で十分に発芽する。
よくエダマメが発芽しない、というトラブルがあるが、その理由は次の3つに集約されることが多い。
①播種後散水したためにタネが腐った
②野鳥に食べられた
③タネが古い
①播種後散水したためにタネが腐った
これは自分自身でも経験があって、野菜本通りにやってみたのだけれど、なかなか発芽しないから散水を続けた結果タネを腐らせてしまった。確かに水分を感じて発芽プログラムを発動させるのだろうが、いくらなんでも発芽するまで散水を続けたのがミステイクだった。
②野鳥に食べられた
播種後、ハトやカラスなどに食害されることだ。当菜園では防虫ネットをするので野鳥に播種したタネを食べられることはないが、ネットをかけたり不織布を敷いたりしない場合かなり高い確率で食べられてしまうので注意が必要だ。
③タネが古い
豆類は意外と寿命が短い。その年に播種するタネはその年に購入したものにしたほうがよい。これは経験則だ。昨年のタネを流用するとかなり発芽率が低くなる。古いタネを使ったばっかりに発芽率が相当悪く、当該袋から発芽したのは1株のみだったという年もあった。
エダマメに限らず、インゲンも同じことが言えるだろう。
ソラマメやエンドウマメは栽培したことがないので分からないけれど、エダマメやインゲンについては新しいタネを使わなければならないということ。
発芽後、初生葉が出たらネットを外してもよいことになっているが、当菜園では外さない。カメムシ対策としてネットはかけたままにしておく。