当菜園ではキャベツは年2回栽培する。当然に、夏キャベツと冬キャベツだ。前者は3~4月に定植し、後者は8月下旬に定植する。夏キャベツ栽培は害虫被害が少ないから栽培しやすいと思っていた。例年、重篤な被害なく収穫に至り、もっとも水分を吸い上げすぎによるバクハツを除けば満足いく栽培プロセスとなる。
しかしながら、
がーん。
何かに成長点を喰われそうになっている。
緊急避難的措置としてマラソン乳剤を散布した。夏キャベツ栽培において農薬を使用したのは初めてのことだった。
連日の雨と冷涼な気候(または本来の気候とも言うけれど)のおかげで順調に生育していた。
外葉も大きくなり、「金系201号」的な葉色を展開させ、生食がこの上なくおいしいと思わせるだけの瑞々しさを見せている。
全く問題のない株にも念のためマラソン乳剤を散布した。モンシロチョウなどが飛んでいるためだ。
成長点を食害された株は1株。食害されそうになっている株が1株。成長点を食害されてしまうと結球しなくなるので再起不能。このまま放置するしかない。残りの株が順調に結球してくれることを祈るしかない。
「金系201号」という品種は食害に弱いといわれている。
だから当菜園では意図的に当該品種を避けてきたのだが、これしか売っていなかった。葉が柔らかい品種だからか、害虫がよく取り付く。やはり防除には農薬散布が確実性が高い。