ダイコンも例年は2畝で運用している。ダイコンは苗を定植することはないからタネを購入し、播種することで栽培する。家庭菜園愛好家なら常識的なことだ。
なかにはイノベーションを起こすぜ、と苗にして定植。まっすぐなダイコン作りをなさっている方々もいらっしゃるのでは、と思うが、現在ではそういう方にお会いしたことはない。残念なことだ。
ダイコンも消費するのには多すぎる量を栽培することになるのが例年。まったく反省もなくそれなりの量を栽培することになるのはこれもまたリスクを回避する目的があるからだ。
この時節は、
①害虫攻撃
②台風による風水害
③菜園主の手抜きによる雑草さん攻撃
④上記①~③のセット攻撃と時間差攻撃
が考えられるのでリスクと万が一を考慮したコンティンジェンシープランを立案することが求められる。
また秋なのに猛烈に寒くなったり、秋なのに猛烈に暑かったりというリスクも考えれば「毎年決まった時期に、リスクを考慮して、ポートフォリオを考慮した作付け計画、播種定植計画、管理計画」が実行されるようになるわけだ。
なかなかどうして秋冬栽培は難しいではないか。
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いくぶんピンボケしているが、これは早生種のダイコンだ。ダイコンは発芽率がバツグンにいい。
一方、これは晩生種のダイコンだ。
ピンボケなのはご容赦いただくとして、当菜園のダイコンも順調に育っていることが分かった。
当菜園は化学肥料に頼らない栽培手法を追求する変わり者の菜園だから追肥はしない。様子を見てハクサイやキャベツに追肥するくらいだ。当然にダイコンは追肥はなしだ。
ただ、このエリアで野菜を栽培するのは二季ぶりなので追肥が必要になるかもしれない。土壌酸度はアルカリに傾いていたし、有機肥料ばかり使用していたので残肥があるとは思う。