当菜園には堆肥を内製するエリアを設けている。
①自然の落葉樹の落ち葉を集め、落ち葉を放り込んで堆肥化させているエリア
②イネワラをただただ放置して堆肥化させているエリア
③モミガラを(これも)放置して、残渣処理させるとともに堆肥化させているエリア
の3つである。
当菜園は450平米もあるので、450平米を満足させる堆肥を内製するのは不可能に等しい。実際のところは野菜栽培に使う目的で内製しているよりもむしろカブトムシを飼育するために内製しているような感じ。目的が変わってしまっているのだ。
もっとも、カブトムシさんが勝手に産卵し、勝手に幼虫になってしまい、勝手に上質な堆肥を作ってくれているわけだが、当菜園に使用するほど生産性が高くないのでまだデビューできずにいるわけだ。
ここから数百匹のカブトムシがデビューしていった(はず)。放置した落ち葉もずいぶんと堆肥化が進み、嵩が減ってきたので近くにあったイネワラを突っ込んでみた。
ご存知かもしれないが、落ち葉堆肥とイネワラ堆肥はずいぶんと違う。
落ち葉堆肥はさらさらした感じの堆肥である一方で、イネワラ堆肥はねっとりした感じの堆肥。粘質地を好む野菜にはイネワラ堆肥がいいだろうし、普通の野菜には落ち葉堆肥がいいのだろう。
この黒々したのがイネワラ堆肥だ。ミミズとか他の小動物や微生物のおかげで堆肥が出来上がったわけだ。微生物たちに感謝だ。
見た目でねっとりした感じが分かるだろうか?
イネワラだろうとモミガラだろうとカブトムシの幼虫が生息する。落ち葉をどかしてみると来年夏にカブトムシになる予定の、ずんぐりむっくりした幼虫さんたちがうようよいた。
今シーズンは、落ち葉に米ぬかを大量に散布してもっと太ったカブトムシの幼虫を養殖してみたいと思っている。
え? 理由?
そうそう、カブトムシで儲けたいから(笑)
天然物の、大きいサイズのカブトムシっていくらで売れるのだろう?