一昨年のタマネギ栽培で内製したモミガラ堆肥を使用し、上手に栽培、収穫に至ったという経験がある。その経験則に従い、今回のタマネギ栽培にモミガラ堆肥を使用したいと思い、自宅で養生しているモミガラ堆肥(別名、生ゴミ分解処理装置)の熟成具合を確認した。
結論は、まだまだ使用するには値しない、というものだった。
設置して丸2年が経過するのだが、まだまだ分解が足りないと判断した。
なぜ堆肥として使用出来ないのか?
理由は、
①分解を促進する生ゴミだったり有機物が不足
②発酵促進材(米ぬかとか)が不足
③水分不足
が考えられた。
今回は①が最大の要因のような気がするのだが、①が不足すれば②は不要だし、屋外に放置し雨ざらしだから③も考えにくい。すると消去法により①なのではないかと考えるわけ。
ともあれ、堆肥として使えないならあと1年くらい放置だ。
モミガラ堆肥は菜園にもあるし、落ち葉堆肥だってある。今回は落ち葉で栽培するのもいいかもしれないしね。
まだクタクタ感が足りない。ダメだ、こりゃ。
もう一つのモミガラ堆肥には、このようにコガネムシらしきムシの幼虫さんがいる。おやおや、つまりは未成熟な堆肥ということだね。こんなものを圃場に投入したらコガネムシさんだらけになってしまう。まだまだ熟成が足りないということだ。
菜園にあるモミガラ堆肥にはカブトムシの幼虫が住み着いている。
カブトムシの幼虫はその糞そのものが堆肥になりうるから幼虫さんがいることは喜ばしいこと。カブトムシの幼虫以外はダメだ。やっぱりまだ使えないんだ、ということが分かり、この冬には発酵を促進する資材を投入すること決めた。
画像に見えるコガネムシさんと思しき幼虫はそのまま放置した。
なぜか捕縛してブン投げることをしなかった。