冬の景色は寒々しい。
単色というか、死んだ色というか、色に勢いが感じられないのだ。刈り取りの終わった田んぼ、枯れ果てた雑草、葉の落ちた樹、頼りない太陽の光。こういうときだからこそ、花くらいはにぎやかであってほしいと思い、一年草を購入した。
黄色、オレンジ、青のパンジーと真っ赤なガーデンシクラメン、クリスマスを意識した色のジュリアンだ。
我が家では植え付け用の培土は内製する。ベースになる赤玉土と黒土。腐葉土と堆肥、有機肥料。それぞれの花に合った配合で培土を用意する。
基本的にパンジーは土を選ばずによく咲いてくれるから気にしない。
きれいな黄色だ。
画像だと黄色に見えるがオレンジのパンジー。青いのは定番カラーだ。
選んだ株はまだ花が咲いていないものが多い。じっくり育てて真冬に満開になってくれるようにしたい。
ジュリアンは水管理が難しい。定植後、土の表面が乾燥しないようにガーデンモスでマルチングした。培土も水持ちをよくするために堆肥と黒土を多めに配合した。
逆にガーデンシクラメンは水がさっと抜けるような培土の配合にした。残念ながら鹿沼土の手持ちがなかったので入れられなかったが鹿沼土を配合したかった。山野草専用培土を少し入れながらさっと水が抜けてくれるように配慮してみた。
このように蕾が多く出ている。大事に育てたい。
定植作業は小一時間で終了した。
定植後のパンジーは霜が当たらない軒下で保管。日中は日当りが良いところに出す。ジュリアンもシクラメンも霜に当てないように軒下に置いた。
昨年は一年草さえ植えられなかったので二年ぶりに植えてみると新鮮な感じがした。