何でもそうなんだけれど、あることを目的に、あることを実行していると、あることをすることが目的となってしまったり、あることを行うことが手段になってあることを果たすのが本来あるべき姿なのに、手段と目的が逆になってしまうことが多々ある。
例えば、落ち葉堆肥を作るために落ち葉を集めているのだが、なぜかカブトムシの幼虫を育てるために落ち葉を集めている、といった具合だ。本末が転倒してしまっているのだ。
当菜園では、イネワラ堆肥を内製する目的でイネワラを調達しているのにイネワラ堆肥の中に落ち葉が入っている。
こんな具合に。
虫除けネットなどを撤去し、中を覗いてみたところを撮影したのが上の写真だ。もともとはイネワラだけを投入していたのだが、落ち葉を集め過ぎたためやむなくこのBOXに投入してしまったのだ。
今では落ち葉もほどよく分解されてカブトムシの幼虫も住み着いていた。
イネワラ堆肥は、その完成後はしっとりした感じの堆肥となる。イネ科特有の繊維質な、というかほどよく水分を含んだ腐植だ。
一方で落ち葉堆肥はさらさらした感じの堆肥で、ミネラル分を多く含む(らしい)。
堆肥は複数の種類を混ぜることで微生物が多様化し、さらに活性化しまいかと思うのだが、その件に関する論文が見当たらないでいる。
本来はイネワラ堆肥BOXなのだから、ここにはイネワラを投入し、堆肥化すべきであると思った。落ち葉は余ったらそのまま放置しておけばよいのだ。
虫除けネット等を5Sし、BOXに戻した(←これがいけない)。
この空いたスペースにイネワラが入るまいか?
そうそう、こんな感じに。