12月の菜園は静かだ。
周囲には人っこ一人いない。百戦錬磨の農家さんたちはすでに冬眠に入ったのかもしれない。菜園でせっせと仕事しているのは自分しかいないのではないかと思えるくらい周囲には誰もいない。
12月の太陽に照らされてエン麦が輝く。真冬になってもこういう穏やかな週末が欲しい。
エン麦はこのまま来年春のシーズンインまで放置することに決めた。裸地にしておくとロクなことないし、愛犬ロクロウがエン麦をむしゃむしゃ食べてくれるから刈り倒すのは忍びないと思ったからだ。
この後、野菜をいくつか収穫した。お歳暮、ではないけれど、お世話になった方達へ野菜をプレゼントするためだ。
ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ダイコンにサトイモ。
これだけあげれば喜んでくれるだろう。