当菜園は450㎡の面積の圃場を分割して使用している。一方を春夏野菜専用エリアとして、他方を秋冬野菜専用エリアとして、だ。
今シーズンは諸般の事情からあまり多くの種類を栽培することは出来ずにいるのだが、それでも安納芋と呼ばれるサツマイモは栽培している。
安納芋はなかなか気難しい。
晴ればかりでは実が太らないし、雨ばかりでも実が太らない。まるでわがままな貴族のお嬢様といった感じだ。だからこそ美味なサツマイモなのだろう。
先の週末、除草かたがたサツマイモの救出を試みた。刈払機である程度除草した後で手を使って地道に除草を行った。
刈払機である程度除草した後の様子。このザマだ。サツマイモの葉さえ見えないではないか。
溜息を一つついた後、諦めた様子で除草作業を始めた。
一つ一つサツマイモの様子を眺めながら除草しているといくつかの株にセスジスズメの緑色したイモムシがいたことに気付いた。
菜園主はイモムシをつまむと何も考えずに指導に放り投げた。
草を抜く。イモムシを見つけ、指でつまむ。そして投げる、を繰り返した。
繰り返し作業をしながらビールが飲みたいと思った。プール一杯分のビールはムリだけれど、アサヒスーパードライを中ジョッキで飲みたいと心底思った。肴にはししゃもだ。マヨネーズと七味をたっぷりと。冷やしトマトがあるとさらにナイスだ。
なんてことを考えながら除草した。
もう少し畝廻りの雑草さんを除去したかったなと思った。耕耘機でも使おうかと思ったけれど、時刻は18:30近くを指していた。
そこそこ順調に成長している様子が分かったのが収穫だった。土寄せまで行ったのでその後、晩御飯の準備をしに帰宅した。