先日、もみ殻の話をしたのだが、あれにはまだ続きがあったことを思い出したのでエントリしてみたい。
2〜3年放置すれば堆肥になるには違いないのだが、生ゴミを分解させる目的もあるために定期的にもみ殻をかき混ぜる必要がある。
その際に分解の程度やミミズの生息具合、腐熟の進み具合などを確認する。
先年仕込んだもみ殻は3基(実はもう1基あるのだが、ここに設置していない)。2年目を迎えるもみ殻が2基ある。
昨年仕込んだ、わりかしフレッシュなもみ殻。これはかき混ぜる前、ね。
かき混ぜてみよう。
※生ゴミ画像とかミミズ画像とか、不愉快に感じられる画像が出てくるのでご注意ください。
先日、余った米ぬかをサンプしてみたものの、生ゴミの分解は進んだけれど腐熟には至っていないな。当たり前か。
ちょっと水分が足りない気がしたので水をじゃんじゃんかけてみようと思う。
次に、
こtれは仕込んで2年目になるプランターだ。さっきのものよりももみ殻が黒く見える。順調に野菜を分解してくれているが、どうもタマネギだけは苦手なようだ。
芽が出ているのはタマネギの残渣から。強いね、タマネギ。
これも仕込んで2年目のものだが、こちらにはミミズが相当数生息していた。寒い中起してすまんね。
これも2年目のものだが、2年目にもなればミミズが生息しだす、ということかな?
続いて先年仕込んだ1年目のプランターを見てみよう。
ふむ、やはりまだまだだな。
水分が不足しているように見えるし。当然にミミズさんも見られなかった。
次のプランターは、もみ殻を仕込むときに入念に米ぬかやEM菌をサンドイッチ状にして意図的に堆肥化を促進させようとしたもみ殻だ。
ちゃんと仕込んだせいか、白っぽい菌糸みたいなものが見える。でもね、発酵熱は感じられなかったんだよね。空気と水分が足りないのかな?
だからよくかき混ぜておいた。
実はもみ殻って使い勝手は良くないけれど時間をかければ有益な資材になると考えている。C/N比が高いので分解するまでに相当な時間がかかるけれど、放っておけば堆肥になる素材だし、生ゴミを分解させることもできる資材でもある。
しかしながら、このもみ殻を直接圃場に投入することはしていない。
C/N比が高いため分解の過程で圃場に窒素飢餓が起こる可能性があるからだ。
排水性とか保水性のバランスをとるのに有能な資材でもあるけれど、入れすぎると窒素飢餓が起こり作物が育たなくなる。窒素を補給するのにドーピングする必要が出てくる。土のバランスを崩す事だけはしたくないと思っているので直接投入はしていない。
圃場で使うなら、混ぜ込む・鋤きこむのではなく、積んでおく・撒いておく、かな。要するに表層に出しておき、土に積極的に混ぜようとしない、だ。