我が家では野菜くずを分解させる目的でもみ殻を活用することにしている。
と言ってもその活用方法はいたって単純。もみ殻の中に野菜くずを放り込むだけ。あとは勝手にもみ殻が野菜くずを分解してくれるというものだ。
手順はこうだ。
・もみ殻を用意する
・大きめのプランターを用意する
・そのプランターにもみ殻を8〜9分目くらいまで投入する
・水道水をじゃんじゃかぶっかけてもみ殻を湿らせる
・以上
以上?
他にやることはないのかって?
ないのだ。
たったこれだけ。
料理中、野菜くずが発生したら可能な限り細かく刻んでもみ殻の中に放り込む。放り込んだ野菜くずをもみ殻とよく混ぜる。というか埋める。すると、自然と分解されて野菜くずが消滅している、という次第。
野菜くずだけでなく、魚のアラなどを投入すると良質な堆肥になると言われているが試したことがない。
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我が家の野菜くず分解装着。
1年ものが4基、2年ものが2基だ。
手前4基が1年もの。奥の2基が2年もの。
下のプランターは実はここに置いていなかったもので、先日完成したもみ殻堆肥をしようしきったため、スペースに空きが生じた。そこで、庭に置いていたプランターをキッチン側に運び込んだ。
このプランターにはもみ殻のほか、米ぬかが放り込まれている。ちょいとかき混ぜてみようか。
まだまだ分解にはほぼ遠いね。このプランターには野菜くずは放り込まれておらずだったのでミミズさんもいない。
下のプランターはEM菌など、いろんな資材を入れつつ野菜くずを投入しているプランターだ。
拡大してみよう。
こちらもまだまだもみ殻そのものの形状が健在。分解には遠いな。少なくともミミズさんも確認できずだったのでまだまだ放置することが必要だとわかった。
続いては、
それなりに野菜くずを入れては撹拌し、野菜くずを入れては撹拌し、という工程を繰り返しているプランターだ。ご覧の通り、野菜くずが残っているのが確認できる。
拡大してみよう。
ミミズさんが確認できた。
野菜くずを相当量入れないとミミズさんが発生してくれないのか、たまたまこのプランターにはいた、または前のプランターでは確認でいなかったのかはわからない。
ちなみに冬の間、ここにはボカシを投入しドーピングしたことはあったけれど、基本、野菜くずくらいしか入れていない。
次はどうかな。これは2年ものだ。3年目に突入するプランター。
野菜くずも相当入っているし、1年ものに比べて「カサ(嵩)」が減っているようにも見える。
かき混ぜてみると、
いる、いる。
ミミズさん、大量だ。さすがは2年もの、というべきか。
もみ殻そのものも少し黒ずんできているのがわかるし、分解が始まりつつあるということも確認できた。
次も同じく2年もの。
やはり嵩が減っているね。
かき混ぜてみると、
こちらもミミズさんがうじゃうじゃだ。
これら、もみ殻堆肥を作成するにあたり、気づきがあるとすれば、
・完成まで丸3年近くが必要
・1年目から野菜くずをバンバン入れる
・米ぬかやその他の分解促進剤は入れても入れなくてもいい
・ミミズさんがうじゃうじゃしてから分解が始まる
というようなことか。