当ブログ管理人が住まう地域は田園地帯が広がる、いわゆる「田舎」と呼ばれる地方都市の「ハズレ」である。
なにせ最寄りのバス停まで徒歩で25〜30分かかるし、
最寄りの駅まで歩いて行こうものなら60分はかかる。しかもその私鉄は日中には1時間に3本しか電車がこない。かろうじて電化はされている。
埼玉県の北の方、に住んでいるのだが、ここは県内でも有数の田園地帯。夏場になれば米作。冬になれば麦作が行われる。
しかもこの辺、夏はクソ暑い。埼玉では熊谷が暑くて有名なのだけれど、熊谷よりも暑い。そして熊谷よりも寒い(sk6960調べ)。
そういうところに居を構えている、百戦錬磨の農家さんは実に気候に適応した稲作、畑作を行っている。やれやれ、百戦錬磨の農家さんってすごいね。
こういった地域で家庭菜園的活動を行なっていると偶然的に百戦錬磨の農家さんと知り合いになることが多い。
耕耘機を押して歩いていれば声をかけられる。
菜園で刈り払い機を使えば声をかけられ、
菜園で作業していれば声をかけられる。
そういう地域なのだ。
会話しているとタメになることを教えてくれる農家さんもいれば、自分のやり方を押し付けてくるような農家さんもいる。余計なお世話だ、と言ってやりたいがなかなかそういう訳にもいかないので黙って聞いている。
お互いに肝心なことは言い合わない、これが田舎のルールだ。
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百戦錬磨の農家さんよりも優秀だと思われるサトイモ。
むろん、菜園主のウデがいい、訳ではなく種芋を2年連続で使っているから、である。この栽培手法、誰に教わったんだっけ? あまり2年連続で親芋を種芋として使う農家さんはいない。
葉も大きい。
セスジスズメの幼虫も今の所は見当たらない。
この辺の農家さんがあまり作らないのが安納芋。
活着こそしたけれど、その後うまく成長ステージに移行できずにいくつかの苗が死滅している。それでも例年に比べれば順調だと思える。
このように成長ステージに移れなかった苗もある。
成長期に入った安納芋はこのように若々しい葉を展開させている。
安納芋は雨が好き。だから梅雨時期にどれだけ大きく成長させられるかがポイントなのだろう。原産の種子島だって雨が多い。
でもなぜ農家さんは安納芋ではなく、ベニアズマやベニ金時などの「ホクホク系」を育てるのだろうか? 焼き芋屋さんにもで卸すのかな?