久しぶりの雨だ。ちょろちょろ雨は降ってみたいなのだがまとまった雨というのは久しぶりな気がする。耕耘したばかりの菜園にはちょうどよい。当菜園では春夏野菜を栽培するエリアと秋冬野菜を栽培するエリアを完全に分けている。だから夏野菜の片付けをしなくても秋冬野菜の準備ができるというわけだ。
今年の秋冬エリアはエン麦栽培と鋤き込みがうまくいった。なかなかこんな年はないと思う(笑) エン麦を大量に鋤き込んだのでそれが腐植となり土が肥えてくるだろうし、何より秋冬野菜専用にしているから、当然アブラナ科の連作となる。それゆえ春夏にイネ科のエン麦を間作することでセンチュウ密度を低減させられる。
***
さて先日の耕耘でロータリー部分に多くの枝葉が絡まった。絡まると耕耘の効率が悪くなるのでその都度除去してやるのだが取り除いた枝葉をどうしようかと少し考えた。しかし考えようとするとアタマがズキズキ傷む。そう、この日は頭痛がしていたのだ。で、少し考えたらひらめいた。それがこれだ。
実はこのエリアは秋冬エリアの外れにあって、昨年から拡張したエリアだ。昨年のこのエリアはどう使っていたかというと被覆資材は一切使わずに農薬を適度に散布しながらアブラナ科を栽培していたエリアだ。*1
で、今年はどう使うのかというと、まだ夏の盛りだ。だから除去した枝葉は腐熟してくれるだろう。つまりこれらを有機物マルチ代わりにして栽培してみようという試みだ。
・・・というのは先日市道側のクリムソンクローバー区を耕耘していたところ、クリムソンクローバーの枝葉が大量に腐熟していた箇所があって、その部分の土の状態がよいように思えたから。
この画像の手前と、奥に土が黒いところがある。もう少し拡大してみよう。
拡大すると黒っぽさが目立たなくなるがこの部分には多くのクリムソンクローバーの枝葉が堆積していてほどよく腐熟していた。匂いもよく、やはり有機物を腐熟させることは土作りに有用なのだということの証左だ。夏の高温多湿の条件を活用するなら、やはり腐植を作るということに尽きると考えたわけ。
ちょうど外れた場所は砂質地だし、ちょうど腐植を作るための枝葉と場所があるのだからと相成った。ということでここには被覆資材は使用せず、この腐植のみで栽培することを今シーズンの新たなチャレンジにしてみたい。
*1:それでも虫食い等あったが無事に収穫に至った