当菜園は緑肥による土作りを行っている。その時節に合致する緑肥を栽培し、鋤き込んだり堆肥にしたりして土作りに役立てているというわけだ。
春夏野菜を栽培するころ、秋冬野菜専用エリアではエン麦などを栽培し、鋤き込む。またソルゴーやセスバニアなども播種して耕盤破砕、堆肥利用、採種などいろいろやっている。一方で秋冬野菜を栽培している頃、春夏野菜専用エリアではエン麦やヘアリーベッチ、クリムソンクローバーなどを栽培している。さらにサトイモやサツマイモは収穫時期が晩秋のころになるのでそのエリアにはライ麦を播種しようとしている。
当菜園が緑肥による土作りを励行しているのはもちろん地力を付けるためというのが主目的であるが、一方で連作障害対策という目的もある。当菜園は総面積150坪なので、輪作体系を構築すれば十分な収量を上げることは出来る。しかしながら150坪もの土地を一人で管理することは到底出来ない。だから春夏と秋冬の栽培エリアを完全に分割しているわけだ。
「鋤き込み」とあるが、当菜園では耕耘機を利用する他に人力で鋤き込みをしている。鋤き込みするにはエン麦やクリムソンクローバーがやりやすい。ベッチは鋤き込みするのが難しいから、花が咲いた頃に足で踏みつぶしながらライブマルチ的に扱うのがよろしい。ベッチは蔓性だから鋤き込みが難しいのだ。
逆にエン麦やクリムソンクローバーは枝葉が固くないので鋤き込みしやすい。クリムソンクローバーは分解も早い。9月に播種して翌年の4月に鋤き込めばGWの定植に間に合うくらいだ。
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さてそのクリムソンクローバーは景観用として市道側に播種するつもりだ。2013年の秋に播種したクリムソンクローバーのこぼれ種で2014年シーズンを乗り切った。さすがに2015年シーズンに向けては新たに播種してみようという気になったので市道側に耕耘機をかけて整地したり雑草を除去したりして準備していたのだが・・・、
なにやら雑草さんの他に見覚えのあるヤツが生えて来ている。
おっつ。
クリムソンクローバーだ。さんざん耕耘したにも関わらずたくましく芽生えたというわけだ。今年は9月の三連休前後にもう一度耕耘機をかけた後で播種しようと企んでいたのだが耕耘機を走らせるのは何か忍びなくなった。
画像のまるっこい葉のやつがクリムソンクローバーだが、実はクリムソンクローバーではなかったりして(笑)
そんなことがあったら困るので、耕耘機をかけて新たに播種することにしよう。