自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

ハクサイ②、ダイコン②の間引きを行いました

先週は鳴かず飛ばずの台風が来たと思ったら週初めにも台風が接近しそうです。週末の雨ではないのでまぁよしとしようではないか、と思っています。秋は一雨ごとに寒さが増して、一雨ごとに野菜も大きく生長します。恵みの雨、としたいところです。

そろそろ10月の足音も聞こえて来たのでハクサイとダイコンの間引きを行う頃と相成りました。ハクサイは播種して育てているもので、ダイコンは晩生種のダイコンです。

ハクサイもダイコンも時期をずらして栽培しています。

ハクサイは苗(ハクサイ①とする)と種(ハクサイ②とする)から育て、ダイコンは播種を一週間ずらして行いました。早めに播種したダイコンはダイコン①、一週間後に播種した晩生種はダイコン②とする。

ハクサイは直根性だとききます。ですので苗を定植するよりも播種に向いている。ただ、種から栽培するとそれなりにリスクを伴うので苗と種と両面で栽培しています。ちなみに苗から育てているハクサイ①は結球が始まりました。

ハクサイ②もステキな大きさになったので間引きを行いました。

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一穴二株あったものを一株にしてこれで間引きの工程はすべて完了しました。同時に追肥も行い、以後、2週間に一度追肥をしていくこととなります。こんなふうによい感じに育っています。見るからに美味しそうですね。

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一方、ダイコン②は

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このようにもじゃもじゃしておりますのでこちらも最終間引きを行いました。一穴三株だったのでこれを一株に間引き、

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このような感じで作業が終わりました。このダイコンは晩生種ですので最初で最後の追肥を行いました。このように順調に見えるダイコン②ですが、実は二つ欠株しております。どうやら犯人はコガネムシの幼虫のようです。

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家庭菜園愛好家はこの時期に発生する根が切られたような、または地際でかじられたような現象が起きると真っ先に「ネキリムシ」を想定しますが、いろいろ探してみてもネキリムシは出てきませんでした。ところが、ちょいちょいと深くまで掘り返してみるとなんとまぁコガネムシの幼虫がまるまるしているではないですか。そこでははーん、と仮説が成り立ちました。

そもそもこの秋冬エリアはエン麦という有機粗大物を大量に鋤き込んだ。いわゆる緑肥だから未熟な状態で地中で熟成醗酵させるわけ。そうすると未熟な有機物を好むコガネムシやミミズが発生する。鋤き込みが完了して播種定植までは2ヶ月近く空いたけれど、すべてが完熟したととは言い切れず、いまだに分解中のエン麦が存在していることは容易に想像出来る。基本的には何でも食べそうな幼虫なのでたまたま近くのダイコンの根をがじがじしたのではないか。また同じ理由で結球レタスもコガネムシの仕業ではないかと推察できよう。なぜならこのダイコン②の畝の隣が結球レタスの畝だから。しかもダイコン②畝と結球レタス畝ともにコガネムシの成虫が虫除けネットの内側に貼り付いているんだから(泣)

とまぁ、このようなことが多々あるのが家庭菜園であり、害虫リスクを考慮して間引きは慎重に行われるべき。レタスは想定外だったけれど、いちいちコガネムシ程度に腹を立てていては家庭菜園など出来ないからね。

そんなわけで今年はヨトウムシよりもコガネムシの方が多いのではないかと思えるような秋晴れの一日でした。