自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

ハクサイへの追肥に化成肥料を少しだけ加えてみた

当菜園では葉物野菜の収穫が続いている。いわゆる葉っぱ系だ。大物系の秋冬野菜は定植後およそ2ヶ月を超えてくると収穫が開始されるようになる。だから次はダイコンかな? キャベツかな? ハクサイかな? ブロッコリーかな? とか野菜の様子を眺めて楽しんでいるところだ。

何と言っても秋冬野菜の王様はハクサイだ。これからは鍋物の季節になるからハクサイは重宝する。しかもハクサイは野菜のダシがすごい。

当菜園ではハクサイは二畝栽培しているが、一つは75日で収穫に至る早生種、今ひとつは90日で収穫に至る晩生種(中生なのかな?)の二種類だ。これらハクサイは二週間に一回追肥を少量ずつ施している。昨年までのハクサイは硬く締まる前に冬本番を迎えてしまい、良品が少なかったからだ。今回、追肥に使用するのはボカシ肥なのだが、ハクサイ①は75日タイプでそろそろ収穫期となる。結球しているものの、最後の一押しということで、ボカシ肥の中に少量の化成肥料を混ぜて追肥してみたのだ。

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ご覧のように米ぬか色しているのがボカシ。白い粒状のものが化成肥料だ。

ボカシは夏に内製したもので、

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このようにほどよく醗酵しカビのようなものが蔓延している。これに化成肥料を加えてみたということだ。本来は化成肥料は使用しないところなのだが、ハクサイ①は75日タイプなので11月に入ると収穫時期を迎える。残り二週間で一踏ん張りしてもらいたいので即効性のある化成肥料を少量用いたということになる。いくらボカシでも遅効性だし、ジワジワと効き目が出るからね。

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追肥はちょうど虫除けネットの裾部分に散布した。ネットを土で被せた部分にはハクサイの細かい根が見られる。そこを狙って追肥してみたということになる。野菜の根は水分を吸収する根と栄養分を吸収する根が異なっているものが多い。だから追肥にはこのような細かい根が伸びているところを狙って行う必要があるのだ。だから面倒でも虫除けネットの裾部を三角ホーで掘って進み、その溝に追肥をすることにしている。溝に撒くので肥料のロスも少ないし、効率的だからね。

 

ついでにハクサイ②(90日タイプ)にも追肥を行った。

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このように溝を掘る。この溝はネットの裾部を垂直に入れるために掘るものだが、この溝に追肥を行い、かつ裾部を埋め込み、土を被せるという段取りだ。

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お分かりになるだろうか?ネットを外した様子だが、ちょうどトンネル用パイプが地面に刺さった部分にまっすぐ裾を外した跡が見られることを。だからこの跡に沿って三角ホーで溝を掘っていくというわけだ。

 

ところで、ハクサイ②は90日タイプだからほとんど結球していない。

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そろそろ巻くかなぁ的なところがよい。このハクサイ②にはボカシ肥のみで追肥している。じっくり長く肥効をきかせるために、ね。

 

結球タイプの野菜は、結球を始めた頃の追肥がポイント高いことを今までの野菜栽培から学んだ。特にハクサイは肥料好きだからね。家庭菜園活動家として巻かないハクサイを作ってしまうことほど惨敗感はないからね。