実はタマネギは2013-2014シーズンが初挑戦でした。とはいえ、ホームタマネギみたいな球根で栽培するタマネギは栽培したことはあるのだけれど、細長い苗から栽培するのは初めてでした。
某国営放送で野菜番組がやっていますが、それを見ながら栽培手法などはアタマに入っていました。だからまぁワケなく出来るだろうと思っていたのであります。
結果的には、苗半作というように苗の質がモノを言うことを再認識したタマネギ栽培となったのでした。
2013/11/03 タマネギ畝用意
ここには育てたソルゴーを鋤き込んであります。雑草たちもいるので耕耘機を走らせることにしました。
感覚的にはまだまだ砂質地っぽいなと思いました。有機物が足りないなぁと。それでもタマネギは砂質地を好む傾向があるのでえいやーで定植まで行いました。
2013/11/03 タマネギ苗定植
定植作業は無事に終わったのですが、準備しておいた苗がずいぶんと傷んでいてこのままではろくすっぽ収穫に至らないと思い立ち、近くのJAのお店で急遽苗を追加。それも定植しました。
画像手前が傷んだ苗。中央に見えるのが追加した苗です。見るからに違いが分かりますよね。定植が済めば後は放置するだけです。途中雑草を取りながら2月に追肥というところでしょうか。当時はそういう予定でいました。
2014/01/04 定植二ヶ月経過
案の定、定植した弱い苗は見事に消滅しています。雑草も目立つようになりました。
2014/01/25 除草
このように植え穴に雑草さんが蔓延るようになりましたので除草を敢行しました。一つずつ手で引っこ抜いていきました。やはり弱い苗はことごとく消滅したようで、その穴には雑草さんが申し訳なさそうに顔をのぞかしています。
今更苗を定植するわけにはいかないし、だいたい苗などないし、この時期に定植してもダメなことは分かっているから残された苗を育てようということで次月予定の追肥まで待つことにしました。その時は誰にも予測出来なかったんだけれど、実は追肥さえ出来なくなったんですよね。
2014/02/08 大雪
がびーん。確か二週連続で降ったんでしたっけかね? 一度目はともかく、二度目の大雪は記録的大雪となりましたね。
翌日は晴れましたが、愛犬の散歩がてら菜園に赴いてみるとこんな有様です。菜園と市道の境目がありません。虫除けネットも雪の重みでつぶされました。いくつかの支柱は折れ曲げられ、使い物にならなくなりました。
タマネギの畝は雪で覆われてしまっています。こんなに降るのは珍しいことだし、ずっと埼玉県に住んでいるけれど、なかなかこんな雪は降らない。すごいね。そんでもってなかなかこんな大雪が降らない埼玉で降った大雪の様子。
一面全部田んぼなんですが、まったく見えません。雪かき、大変でした。
なんやかんや雪が完全に融けて圃場の整理なんかをしていたらタマネギの追肥を失念してしまっていました。
2014/03/29 二回目の除草
二度の大雪に堪え、冬を乗り切った畝の様子です。しばらく見ないうちに雑草さんが蔓延っています。除草しました。2014の初春はいくぶん強風の日も多かったけれどあまり寒の戻りを感じなかった春先でしたね。だからというわけではないですけど、タマネギもだいぶ大きくなりました。除草後はこんな感じで、液体肥料で追肥。
欠株しているとことは傷んだ苗を定植したところ。見事に冬を越すことは出来ませんでしたね。苗半作、とはよくいったものです。
2014/04/05 成長中
根部の肥大化が始まった株もありますね。これでいくつかの株を収穫することが適いそうです。
2014/04/27 さらに大きくなったタマネギ
2014/05/24 試し採りの時期が来たかな?
だいぶ根部が肥大化しています。さらに葉が倒れかけています。収穫のサインですね。葉が倒れている株は試し採りしてもいいかなと思い、いくつかを収穫してみました。
やはり追肥出来なかったことなどがあり、小ぶりです。でもあまり肥料をあげすぎると保存性が悪くなります。そのへんの程度が難しいですよね。試し採りできたので残った株の8割がたの葉が倒れたら収穫することを決定しました。
2014/06/14 収穫
一斉に収穫しました。結局、40個程度のタマネギが収穫出来ました。100本苗を定植しているはずですので半数以上が収穫出来なかったということになります。なんともまずい栽培をしてしまったことか、と反省。
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本当に「苗半作」なんですよね。今回のタマネギを経験して本当にそう思います。今回の教訓から2014-2015シーズンのタマネギは立派な苗だけを集めて定植しています。それと時期になれば追肥もすっかりしようと思います。
保存が利く便利野菜のタマネギは重宝しますからね。