自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

冬の緑肥たち

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この画像は現在の春夏エリアの様子です。白く見えるのは昨年初秋に播種したエン麦。緑に見えるのは11月に播種したライ麦(中央、右下)とクリムソンクローバーです。本来ならば初秋に播種したエン麦は11月中旬頃に鋤き込まれる予定だったけれど、一冬中圃場を裸地にしたくないと思っているので鋤き込み作業は春に行うこととし、その時期がやってくるまで放置しているのだ。

一方、ライ麦は寒さに強いイネ科で強烈な霜が降りても緑を失ったりしない。おかげで愛犬ロクロウがライ麦をむしゃむしゃ食べている。サトイモやサツマイモは収穫後の整地が遅くなるのでエン麦を同時に播種することが出来なかったのでライ麦を播種したということになります。

クリムソンクローバーは2013年秋に播種したもののこぼれタネで発芽したものです。クリムソンクローバーが生育しているのは菜園の北西側。早春の北西風を少しでも緩和するためにあえて北西側に播種したのであります。

白く見えるエン麦も三月の足音が聞こえるようになると復活してきます。その頃を見計らって鋤き込むことになりますね。

 

これもクリムソンクローバーですが、

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やはり寒さで少し傷んだように見えます。でもマメ科クリムソンクローバーは寒さに当たらないときれいな深紅色の花をつけません。花は咲くけどきれいに咲かないと言った方が正しいかもしれません。

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これは市道側のクリムソンクローバー区ですが、はっきり言って景観用です(笑) 毎年一人の方が「花をください」といってもらっていきます。今年も現れるのでしょうか?

市道側のクリムソンクローバー区はお盆の頃に耕耘しています。それでもこぼれタネがあって、ここまで成長すると思うと強い緑肥なのかもしれません。しっかりと管理しないと野生化しそうですね。

当菜園にはあと一つ、ヘアリーベッチというマメ科緑肥も育っています。残念ながら撮影はしていませんが雑草が生えてくるのを防ぐ効能がある緑肥です。

 

人間は寒い寒いといって縮こまっていますが、植物は健気ですね。桜もそうですが、一定期間、一定の寒さにあたらないと花を咲かせないんだから植物にとっては冬の寒さは貴重なものなんでしょうね。冬があるから春のありがたみが分かる、ということでしょうか。