自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

菜園主が苦手とするインゲンのその後

当菜園では周囲の農家さんには理解されないような栽培手法を用いている。その一つは緑肥による土作りだ。もちろん、農家さんは緑肥はカネにならないことを知っているので緑肥を積極的に使わないだけだろうが、土を作るという点において緑肥の利用は有効であると菜園主は理解している。さらにいえば、緑肥による土作りは一朝一夕では出来ないので2〜3年、いや5〜10年継続しなければ効果が出ない手法なのだろう。農家さんにはそんな時間がないのも確かだ。

こんな奇異な栽培手法を採用する菜園主にも栽培が苦手な野菜がある。ニンジンがそうだった。春作のカリフラワーもそうだ。あとはインゲン。蔓なし種だろうが、蔓あり種だろうが、これがなかなかうまくいった試しがないのだ。

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そのインゲンの様子。

インゲンの栽培にチャレンジすると、発芽しなかったり発芽しても本葉が展開しなかったり、伸長しなかったりと散々だったのだが・・・。

画像を見る限り、なかなかどうして、順調にきているように見える。それとも気のせい?

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なんだかこんなにきれいな本葉は見たことがない。どうしちゃったのだろう? 菜園主自身も理解出来ない。今までは発芽したらそのまま放置していた。今年は発芽後、定期的に散水した。肥料設計は変わらない。直近の差異から考えられるのは散水の有無だ。今年は乾燥状態が続いたのでやむなく散水してきた。本来であれば自然の降雨だけに任せている。ひょっとしたらレタス同様に水が好き?

確かにこの圃場は乾燥しやすい傾向にある。いわゆる水持ちが良くない土壌。インゲンのエリアには耕盤が存在していたはずだが、それ以上に雨が降らないということなのだろうか?

インゲンはマメ科だから水を好む傾向なのは理解出来る。単純にいえば、やはり水を与えるべきで、乾燥しがちな圃場で栽培する以上は人為的な散水も必要だと言うことか。用水路に農業用水がリリースされてからは定期的に散水してきたが、それが要因かどうかは分からないけれど、確かに生育が良くなったように見える。

仮説「インゲンは発芽後、定期的な散水を施すことで生育が良くなる」が成り立つとしたら、今年のインゲン栽培で仮説を検証しておく必要がある。全く同じ気象条件の年はないのだから。

問題は実付きだな。マメ科野菜は開花時から水を欲しがる傾向のある野菜だ。そろそろ梅雨入りもするだろうし、そういう意味ではいいタイミングだといえよう。仮説を立てながら野菜栽培をするのは結構楽しい。なんだか仕事の延長みたいだけれど。

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インゲンと同じ畝で栽培している小松菜とカブ。

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コマツナは収穫が始まっている。生育の早いカブがこんな体たらくだということはやはりこの畝には水分が必要だということなのか? それ以上に今年は雨が少ないということなのだろうか?

まぁ、そうだろうね。考えるまでもない。