自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

一番花は必ず切除すべき〜ナス、シシトウの整枝〜

家庭菜園の人気野菜の一つにナスがある。インド地域が原産のナスは暑さにも強いし湿潤にも強い。水が好きで肥料も好きな野菜だ。順調に育てば一夏中のナスが採れてしまう。

ナスの栽培は初心者でもわりと簡単に出来る。何事にも言えることだけれど、そんなナス栽培も少しだけコツがいる。このコツをやるやらないでは最終的な収量に大きな差が出てくる。そこが初心者と百戦錬磨の経験者との違いだ。そのコツとは、整枝と一番花の扱いの二点だ。

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先日、ナスの整枝を行った。ご覧の通り、傍芽が出てきた。雨も降り、暑いものだから成長が加速してきたと見える。よく見ると花も咲いている。

整枝のポイントは三本仕立てにすることだ。中には二本や四本で仕立てる人も見かけるが多くの人が実践しているのは三本仕立てではなかろうか。一番花の下から伸びる勢いの良い傍芽ともう一本を残し三本仕立てにするのが定石。当菜園でもそのように整枝する。また、整枝しながらやることは、今の段階で付けている花や蕾は除去してしまうこと。まだまだこの程度で実を付けるのはダメ。株が弱ってしまう。当菜園では4〜5個程度の花(または蕾)は取ってしまい、それ以降で着果させるようにしている。ささやかな工夫だな。

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接木苗の場合、台木から伸びる芽も切除する必要がある。画像はトルバムの芽だ。当然に切除。ざくっ。

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咲いている花や蕾も切除。

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ばっさばっさやると、このようにキレイさっぱりになる。くれぐれも花が咲いてからそのまま実を付けさせるようなことは慎むように。

今後の管理としては、もう少し成長したらV字型支柱を設置する。ナスは枝が下垂すると実がつかなくなる。V字の支柱によって枝葉を支えてあげる必要がある。もちろん、当菜園はV字型支柱を採用しているだけであって、他のやり方だって構わない。

 

同じく、シシトウも整枝しながら花や蕾を切除した。

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いつの間にかこんなふうになっていたのでばっさりいった。

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シシトウやピーマンの場合は下の方の葉や傍芽はすべてカットしてしまう。栄養分を成長に廻す必要があるため、下葉や傍芽をカットしていく必要がある。

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こんな感じ。

収穫は実が大きくならないうちに収穫する。やはり若い、小さめの実の方がおいしいからね。デカければいいってもんじゃないのだ。小さいうちに収穫していけば長く収穫が続き、結果として収量も増えるということになるのだ。

一番花に実を付けさせるのはトマトくらいじゃないかな?