9月初めに播種したクリムソンクローバー。雨が続いたせいか、無事に発芽し、ここまで大きくなっている。マメ科緑肥は初期成育が遅いことで知られている。クリムソンクローバーはマメ科緑肥だから例外ではなく、初期成育は遅めだ。この時期にここまで大きく出来ればこの冬をクリアすることは確実だろう。
ヘアリーベッチもそうだが、まめ科緑肥であるクリムソンクローバーは一冬越して、GW頃に深紅色の花を咲かせる。ストロベリーキャンドルという別名が奉られているゆえんだ。
クリムソンクローバーにはセンチュウ密度を低減させるという効果があり、さらにはマメ科ゆえに空気中のチッソ分を地中に還元するという効果もある。砂質地などを開拓するにはマメ科の緑肥が向くときく。
また、この緑肥は枝葉が柔らかいので鋤き込むのがラクだ。それに分解も早いので花を咲かせる前に刈り込み、GW頃に定植する夏野菜の畝に鋤き込んでも十分間に合う。このようにクリムソンクローバーは景観もさることながら粗大有機物としても効能が高い緑肥だと理解している。