この何日かで米の収穫が進んだようだ。それでもまだ稲刈りを待つ田んぼもある。この地域は埼玉県でも有数の田園地帯だ。稲刈り後には稲刈り後特有のにおいに包まれ、本格的な秋を感じさせる。しばらくすれば、残ったワラを焼いたり、モミガラを焼いて燻炭にしたりまた違うにおいに包まれる。言われてみれば10月も下旬なのだ。
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キャベツがよい具合に成長を続けている。一時は虫食いの被害に遭い、それも晩生の『彩音』という品種だけ。さらには秋の初めに長雨が続いたから生育障害が出るのではないかとさえ思ったけれど、無事にここまで大きくなった。
ネット越しの撮影だから見にくいのはご容赦ご海容のほど。
まずは早生の『初秋』から。
外葉もだいぶ大きくなって、後は結球を待つばかり。キャベツは葉が何枚か展開したあとで結球を始めるというがそろそろその頃合いだと見ている。見るからにやわらかそうな葉色をしている。
次いで『親藍』という中生の品種だ。
赤いネット越しで余計に見えづらい。こちらは初秋とは異なり、葉色が硬そうな色をしている。少し青みがかった色で硬そうなイメージがする。実際に食べてみるとそんなことはなく、甘みがたっぷりの病気に強い品種だ。
最後は冬越しできる品種で晩生の『彩音』だ。
こちらは初秋に近い葉色をしている。中央部の新葉の色がなかなか素敵だ。当然に害虫もこの新葉を狙って攻めてくるのだが、なんとなくその気持ちが分かる。だっておいしそうだし。彩音は晩生だけあってまだまだ成長を続けている最中だけれど、こちらも無事に収穫に至ってくれるのではあるまいか。これでこの冬は少なくともキャベツに困ることはないだろう。ご近所さんにおすそ分けしても十二分に余るくらいの株数があるしね。我が家だけでさすがに48株は食べきれない。
キャベツは結球が始まる頃に追肥の必要があるという。昨年も化成肥料で追肥している。今年も様子を見ながら化成肥料で追肥することになるだろう。今、このタイミングで有機肥料を散布しても分解されずに残ってしまうからね。