今年は暖冬だ、なんて予報が出ているらしい。結構。暖冬とはいえ冬は寒いのだ。寒い冬があってこそ春が春らしく感じられる。でなければ春のありがたみがなくなるというものだ。桜だってイチゴだって寒さがないとダメ。普通に寒い冬を期待したい。
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この秋最後の大仕事がタマネギの定植だ。そろそろ定植予定地の準備をしなくてはならない。予定地はここだ。
現在は夏まで栽培していた緑肥のソルゴーの残渣が積まれている。自然と朽ちるのを待っていたが、成熟したタネから新たに発芽したものがあり、思いがけず有機物が補充出来た。これら、雑草さんも利用して鋤きこむことになる。
このままでは耕耘機を走らせても混ざってくれないから、人力でこの残渣を細断する必要があった。ハサミでザクザク刻んでいき、半ばうんざりしながら作業していると、このエリアは肥持ちの悪い砂質地であることを思い出した。
ソルゴーの生き残りもあれば、
セスバニアもいたし、
ホトケノザもいれば、いろんな雑草さんたちがワラワラしていた。これらをザックザック切り刻んでいったわけだ。
このように細かくしたあと、苦土石灰を散布し、少し多目に有機肥料と化成肥料を散布した。
白く見えるのが苦土石灰と化成肥料だ。俵みたいなモノが有機肥料。
あとはガラガラと耕耘機をかける。
どうやら上手く混ざってくれたようだ。耕耘した日は乾燥した晴れの天気だった。この後で適度な降雨があればなおよい。時期的にはいいタイミングで仕込み作業が出来たようだ。
苗の調達、畝立て、マルチ敷き、定植は11月第1週を予定している。