本来ならば10/25に二次試験を受験しているはずだった。そう、あの木枯らし一号が吹いた日。でもその日は自宅にいた。なぜって、一次試験すら突破できなかったから。なんとも忸怩たる思いがする。
一次試験は真夏に行われた。高田馬場の早稲田大学で行われた。理由のない勝ちはあっても理由のない負けはない。
一次試験から約三ヶ月は、その敗因を考え続けてきた。その間、少しだけ(たどり着けなかった)二次試験対策の勉強もしていたが、頭をよぎるのは“負けたのはなぜか?”だった。
自分は知恵比べに負けた。自滅、といってもいいくらい。
でもそれが実力だから仕方がないのだけれど、それでもやはり悔しい。
この悔しさは来年ぶつけるしかない。
だからこそ負けた理由を明確にしなければならないのだ。
初日、一科目目は時間配分で負けた。二科目目、最後の4問でしくじった。理由を探せばいくらでもある。おそらく緊張していたのだろう。なんとも情けない。
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本エントリから「自称週末ファーマーの国家試験受験記」というタイトルで試験にまつわるエピソードを綴ってみたい。
悔しさを忘れないため。
モチベーションを落とさないため。
なぜこの試験を受験するに至ったか、どういった勉強をしてきたのか、モチベーションをどう保ったかなど、かなり専門的になるかもしれないが、書き記そうと思う。
自分はかなり狭い人間だ。
この資格を得て、周囲を見返してやりたいとか思っていたのは否めないし、それが逆に言えば、モチベーションになっていた。そういう邪な動機が良いのか悪いのかは別にしても一度目指すと決めたからには貫徹する。
そう、合格し、診断士を名乗れるまで、ひたむきに向き合うのだ。
だから正直に語ろうと思う。