だいぶ日没が早くなってきましたね。日中が短いととてもとても寂しくなります。植物たちは精一杯太陽を浴びて自己の成長を加速させようとしています。
上の画像は現在の春夏エリアの一部が写されています。今年はエンバクを播種していないので雑草さんたちがぼーぼーです。中には
こぼれタネから発芽したゴボウさんが育っている箇所もあります。裸地にするよりはいいし、現在の春夏エリアは来シーズンから秋冬エリアにする予定なのでそのまま放置しているわけであります。それにしてもゴボウの葉ってかわいいですよね?
当菜園は緑肥による土つくりを励行しているのですが、緑肥もこぼれタネで半ば自生しつつあるものがあります。それがヘアリーベッチです。
真上から撮影するとなんだかもじゃもじゃで分かりにくいですね。
ベッチは蔓性のマメ科緑肥です。冬越しして初夏に紫色の花を咲かせます。ベッチの蔓は匍匐性があるので周囲の雑草さんを覆いながら成長するので周囲の雑草さんを駆逐する効果があるといわれています。また、シアナミドと呼ばれる成分が根から発生するとも言われ、同時に雑草発芽抑制効果もあるという素敵な緑肥であります。
当菜園では冬越しする緑肥はベッチとクリムソンクローバーだけですが、年によってはライ麦だったりエンバクだったりイネ科の緑肥も冬越しします。もっとも、エンバクは寒さに弱いので枯れてしまいますが。
ベッチは真夏になると枯れてしまいます。そのときにバシバシ踏みつければやがて土還っていきます。もっとも、そのときにタネを付けた鞘も踏みつけられるのでその年の秋に発芽することになります。ベッチは適切な管理をしないと、野生化する可能性もありますからその点だけ注意する必要があります。
ベッチの枝葉は柔らかいので扱いやすいほうではありますが、耕耘機で鋤き込もうとするとロータリー部分に絡みつきます。その点だけは扱いづらいですね。