自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

2015年も最終日だけに一年の反省をした方がいいかな

2015年も足早に去ろうとしている。今夜寝てしまえばもう2016年だ。早いなぁ。なんやかんや言っても一年の最後の日だし今年一年を反省してみようと思って当エントリを書いている。

<1月>

仕事もそこそこにかなり勉強していた。国家試験を受験するためだ。かなりのハイペースでやってきたように思う。主に input が中心であったがそれなりに充実していた。朝早く出社して勉強、勤務終了後にも勉強。土日も勉強ってな感じで。

<2月>

基本1月と同じだった。仕事では来期からの異動が決まっていたので廻りに悟られないように引き継ぎとか移譲をしていった。自分の中では今の会社に長く居続けるつもりはないのでかなり割り切って仕事していたように思える。

<3月>

春の菜園作業が始まった。例年通りのスケジュールで作業をこなすも、菜園作業は必要最小限に止め、余った時間を勉強に費やしていた。勉強するに従って知識がインプットされていくのが分かったのだが、現実の職務とのギャップに苦しんだり、勉強ないように関する話題を会社で持ち出すことが出来なかったことが苦しかった。理屈ばかりが先行して行動が伴っていないという状況が続いた。

<4月>

菜園では順調に播種定植作業を進めていった。相変わらずアブラナ科の春作はキャベツを除けば最低な出来映えで我ながら情けなく思った。一方、連年失敗続きだったレタスがとてもナイスに栽培出来たことが進歩だった。果菜類なども順調に定植を済ませることができた。

<5月>

エダマメの1回目の一斉発芽に失敗してしまった。これ、かなり反省。2回目はなんとか無事に収穫に至ったものの自分のウデの悪さを嘆きもした。毎年のように乾燥続きで用水路の通水を待って菜園に散水作業を繰り返し行った印象ばかりが残っている。試験対策では順調に予定を消化出来ていた。7月初めにある某資格試験予備校の模試に申し込みを済ませたし、本試験の出願も終えた。

<6月>

今年は梅雨らしい梅雨だったような記憶がある。よく覚えていないな。梅雨入りが遅かったんだっけ? 土日に結構雨が降ったし、おかげで勉強は捗ったのだけれど家庭菜園活動ができず一部菜園が雑草さんのジャングル化が進んでしまった。ナスもノー管理に近かったし、オクラも適期に収穫が出来ない状況だった。エダマメやトウモロコシを収穫したが、トウモロコシの1回目は害虫による食害がひどかった。アワノメイガトラップと農薬を併用すべきだった。それに春先にビニルトンネルで被覆しなかったから成育が若干遅れたことも害虫被害がひどかった要因だろうと分析。国家試験対策では模試まで残り1ヶ月、本試験まで残り2ヶ月となっていた。手応えを感じるときもあれば全く感じない時もあり、一進一退を繰り返していたような気がする。それでも自分は合格する気マンマンでいた。

<7月>

仕事関係では異動の辞令が交付された。当ブログ管理人の勤務先は4月に定期的な人事異動と株主総会後の7月に経営幹部クラスの人事異動がある。変な会社だよね。もともと内示は前年に受けていたから驚きもしなかったけれどね。全国をTVでつないで会議の席上で発表されたから「大げさだなぁ」と思った。一応世間で言うところの出世なんだろうけれど、自分の中ではもっと違う業界、違う職種、違うレベルの世界を見てみたいという欲求が日増しに強くなっていた。そんなさなか、我が家の細君が交通事故に遭った。確か半ばだったように思う。おかげでそれから半月はほとんど細君の看病&世話で会社にも行けなかった。国家試験については、最初の日曜日に某資格試験予備校の模試を受験した。意気揚々で出かけて行ったがそんな中途半端な自信は吹っ飛ばされた。さんざんな出来だった。普通ならここでモチベーションがさらに高まるんだろうけれど、実は模試の結果が来るまではなかなかモチベーションが高まらずに苦労した。模試の結果は予想通り「ボーダーライン」の判定。自分的には「コイツはダメだ」と思った。

<8月>

なんとかモチベーションを無理矢理にでも上げつつ模試の復習などをしていたらとうとう本試験を迎えることになった。本当に勉強時間だけは費やしてきたので合格を勝ち取る気満々であったけれど結果は科目合格のみ。へこんだ。でもなぜ合格出来なかったのかという理由も分かったのもこの8月であった。本試験が終わったので当分の間、家庭菜園活動に没頭した。秋冬野菜の準備をしなくてはいけなかったし、天候も微妙だったから時間の許す限り短期集中型で播種定植までを済ませた。ご存知のように播種定植が完了したのは9月に入ってからであったが。

<9月>

秋冬野菜は例年通りのラインナップだったが、長雨の影響で初期成育が非常に悪かった。ハクサイに生理障害がみられたし、ブロッコリーやカリフラワーは初期の枝葉の展開がかなり遅かった。一転して天候が安定するようになると順調に生育してくれるようになった。でも、例年なら9月中に収穫出来るレタス類の収穫が10月にずれ込んでしまった。仕事面では上期の業績が悪く、大幅な予算未達となった。予算決めたの誰だよ、と思わず突っ込んでみたが誰も答えてくれなかった。日々勉強していると知識だらけのアタマでっかちになるんだけれど、それでも理論は理論として正しいことが多い。だから今回の予算策定の不備みたいなことを指摘すると聞かされた方は「評論家みたいなことを言いやがって」となる。そりゃそうだ。確かに自分でもそう思うことはある。資格試験の勉強をしている弊害がそういうところで出ちゃう。勉強面では次の試験に向けて不合格になった原因をもとに対策を行ない始めた。簿記の2級論点、一部1級論点、工業簿記、ファイナンス分野の専門書での再勉強、石川の経済を使った経済学の復習に着手した。

<10月>

(今でもそう思っているけれど)ますます今の仕事がおもしろくないと感じるようになった。「このまま居座ったら会社にとって害だな」と思えるようになった(笑) 今の自分はまったく会社の役に立っていない。自分のバリューを出せていない。むろんそういったことは会社内では一言も口にしないしそういう素振りも見せない。でも自分はうすうす感じとっている。「今の自分は必要最低限な仕事しかしてない」と。そう思いながら空いた時間を見つけては勉強を続けていった。経済学の復習、財務会計の復習など10月に捌いていった。家庭菜園活動では順調に生育する秋冬野菜の収穫が始まっていた。サニーレタスに始まり、玉レタスもバリバリ食べられるようになっていた。10月末東京地方で木枯らし一号が吹いた、と気象庁が得意げに言っていた。

<11月>

例年なら少し冷え込む時期だが、今年は寒くならない。むしろ気温が20℃を超えるような日々が続いた。おかげでキャベツやハクサイにヨトウムシが取り付くようになり食害が目立つようになった。サツマイモの安納芋やサトイモ(一部)の収穫を済ませ、タマネギの定植を終えた頃、家庭菜園活動は収穫作業が中心となっていった。また落葉のタイミングで落ち葉集めにも出かけている。なかなかキャベツが収穫出来なくてモヤモヤしたけれど、無事に「初秋」から収穫が始まった。仕事面では相変わらずの体たらくで自分から進んで余計な仕事をしないと神に誓っていた(笑) 正直言えば良心が傷む。でも正直者が馬鹿を見る会社だから割り切って仕事するようにした。そう決めたんだ。中旬、ある機会があって外部の方たちと会食する機会に恵まれた。非常に懇意にしてくださる取引先の方だが自分の知らない世界の話が聞けたことが収穫だった。勉強面ではやはり一時試験の復習を中心に行なっていった。企業経営理論、運営管理、経営法務と片っ端からやっつけていった。少しペースが早いか? だから土日は基本勉強していない。

<12月>

そして最後の月がやってきた。歳月が経つほど“今のままではいけない。このままでは自分がダメになる”という感覚が強くなっていった。だから次こそは合格しなければならないと思った。あまり「〜なければならない」というマストの発想は好きではないのだけれど、そう思っている。家庭菜園活動は下火になり、主に落ち葉拾いや収穫作業がメインになっている。来期は菜園のレイアウトを変更しようと思っているのでそれの思案を巡らせているところだ。勉強面では一通りの復習が済んだが、科目合格を果たしていない、経済学/財務会計/経営法務/情報の4科目について戦略的に考えていかないと思い、出来る限りディープなところまで深堀りする科目と60点そこそこを狙う科目の分別に入っている。

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あ、当ブログ管理人は今の勤務先に対して待遇面で不満はないです。むしろ今の仕事量に対してこんなにもらえるのというくらいです(少し謙遜/笑) ちなみに今年の年収は昨年よりも減ったけれどね、少し。でもこのままじゃダメなんです。なぜって? 将来を考えていないから。将来と言っても10年先を考えていない。結構もう少し頑張れば定年(60歳)を迎える連中が多いものでみんな黙っているんだよね。少し我慢すれば定年だ、という意識が見え見えなの。そのくせ若い世代がどうたらとかいう矛盾さに呆れている。たかだか中小企業だし、と言ってしまえばそうなのかもしれないけれど危機感なさすぎ。でもね、そんなことより自分を成長させたいという気持ちが強い。もっと違う世界を見たい。違う空を見てみたい。そのためには理論武装する必要があり、その一つの手段としての国家試験なのだ。次なる野望はあるんですよ、この試験を通した後の展望も考えているんですよ。

自分を守るのは自分だけなんです。自分や家族だけです。国や会社が守ってくれるはずはない。そういう例をいくつも見てきた。正直者は裏切られる例を、いくつも。だから毎日寝る前にこう唱えてから眠りにつきます。

「見てろよ、管理者どもめ」と。

 

やっぱり自分のバリューを出したい、という思いが募ります。

 

皆様、良いお年を。