自称週末ファーマーの菜園ブログ

人と向き合う代わりに犬と野菜と向き合い、出不精な性格ながらも少しでも進化しようとささやかな努力を続ける中年の趣味のお話

サトイモの土垂という品種は子イモを食すので親芋は取っておくと便利ですよ

実はサトイモという野菜は購入しようとすると高価だ。早生系ではお盆明けから収穫できる品種もあるのだが、だいたいは晩秋から初冬に流通する野菜だ。

最近はHCでもいろんな品種のタネイモが売られている。これも高価だ。

イモ系は植えておけばオッケー的なものが多いのだが、サトイモは高温多湿条件を好む野菜だから雨不足のときには散水する必要があるし結構手間がかかる。だから高価なんだと思うようになったのは自分で栽培するようになってからだ。

 

昨年もサトイモ栽培を行ったが、ここ数年収量が安定していたが、昨年は散々たる出来映えだった。

種芋を新調し、例年と同じ場所に植え付けた。

真夏に水分不足でサトイモがくたびれた瞬間があった。

種芋を新調したので種芋が大きく生長できずに秋が来てしまった。ひょっとしたら連作障害かもしれない。水分不足で成長が阻害されたなどといった理由からサトイモの収量が落ち込んだのではないかと思っている。

【2015シーズンのサトイモ不調の原因】

①種芋が小さい ②連作障害 ③水分不足

 

2016シーズンは上述した①〜③の原因を除去すべく、以下のような対策を行う。

①の対策 → 昨年の親芋を保存。今シーズンはそれを利用する

②の対策 → 植え付け場所を変更

③の対策 → すぐに水分を供給できるような場所に定植する

 

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本エントリは昨年の親芋を引っ張り出したよ、という内容だ。

 

実は昨年使用した親芋はモミガラ堆肥BOXの中に放り込んである。

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サトイモの親芋を保管しようと思って少しだけモミガラを新調している。

そもそもこのモミガラ入りBOXは堆肥を作成するというよりも残渣を分解させるためのBOXという意味合いが強かったのだが、

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ほどよく堆肥化が進行している。さらにカブトムシさんの幼虫もいる。

 

そんな中にサトイモの親芋を保管しておいたのだが、

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とうとう親芋が芽を出した。

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埋め込んだ親芋のほとんどが無事に冬越しに成功。2個だけ腐っていたので廃棄した。

このようにモミガラは保管性にも優れているのでこういった使い方もできる。これらのサトイモは次回植え付けの時に親芋として使用する。

したがって、①の対策はうまくいったことがわかった。