先の週末は土日の二日間は引きこもりになって勉強する予定だった。土曜日は家庭菜園的活動をするつもりはなかったし、日曜日は雨が降るという予定だったからこれ幸いと思い、引きこもりを決め込んで一日中勉強するんだッ!と息巻いていた。
愛犬ロクロウは我が家の扶養家族であるのだが、彼の散歩をしながら菜園に出向いてみた。天気予報によれば午前中いっぱい雨が降るようなことを言っていたのだが、ロクロウの散歩の時間にはすっかり止んでいた。
秋冬エリアのエン麦。
雨が少ないせいか、赤錆病が懸念される。
市道側の枯れ野みたいなクリムソンクローバー。なにか切なさを感じる。
ふと圃場を眺めてみると、
なんだか雑草さんがぼーぼーになりつつあるのが確認できた。
「今日は何の作業もしない予定だったのに」
と呟いてみたが、誰もそれに応えてくれなかった。
仕方なく、雑草処理だけでもやろうかと思ったので急遽家庭菜園的地味活動を行うことと相成った次第。
ロクロウの散歩が終わると、食材の買い出しにお出かけ。1時間そこそこで切り上げると早速菜園へ赴いた。
この程度の雑草なら手ですこすこ抜くことができると思い、地味に作業することにした。
あー、こういう作業って何も考えないで済むから幸せだ。借方とか貸方とか、正味現在価値とかデリバティブとか考えないで済むもん。
雑草さんを引っこ抜いているとこういう輩に出会う。
そうネキリムシ。
このまま放置すると逃げられてしまうのでマルチの上に置いておこうか。
日差しがないので熱くないのだろう。暴れ回ったりしなかった。少しがっかりしたので雑草抜きを再開した。すると直ぐにまた別のネキリムシが現れた。
並べてみた。
彼らを市道に投げ込めば跡形もなくペチャンコになるだろう。でも、たった数分で2匹も見つかるってことは雑草さんを抜き終わる頃には何匹集まるのだろうかと意味不明なことを考え出し、ネキリムシを集めてみた。
せっせと雑草さんを退治すること20分くらい。
これくらい集まった。
彼らは用水路に放り込まれ、次の人生を歩むこととなった。
雑草処理は無事に終わった。