当菜園は元々は資材置き場でかなりの間放置されていた土地だったと、地主さんから聞いていた。確かに圃場を整理しているとき、地面からいろんなものが出てきたのを覚えている。なにせ標識まで出てきたくらいだから。
ブロックなどは序の口。金庫まで出てきた(もちろん中身はないけれど)。
そんな土地だったので耕作地にするまでには結構な苦労があったものだ。
その苦労とは、①地中にガラクタが多く存在していたこと、②駆除が難しい雑草が多かったこと、③耕盤が存在していること、④野菜栽培に向く土質ではなかったこと、などが挙げられる。
もっとも、まだ耕盤は存在しているし、駆除が難しいスギナなども存在している。スギナなど駆除が難しい雑草の生えるエリアは限定的になってきたし、耕盤の存在は確認済みだし、その耕盤を破砕する取り組みも続けているから、徐々にではあるが畑らしい土壌に変わりつつある。
しかし。
しかし、最近厄介だと思うのが『カヤツリグサ』だ。
当菜園では北西側に多く見られる。マルチを敷いたところにカヤツリグサが出てくるとマルチを突き破り、地下茎を通じて増殖を続ける。なんとも厄介なヤツだ。
そんなカヤツリグサと同居するのが安納芋だ。
先日、あまりにもアタマに来たもんだからラウンドアップを撒いた。マルチの両側のカヤツリグサが黄ばんでいるのは薬効が効いている証拠だ。でもさすがにマルチを破って出てきているカヤツリグサには撒けなかった。これでは安納芋を育てているのかカヤツリグサを育てているのか分からない。
丁寧にマルチから出てきたカヤツリグサを引っこ抜く。
球根みたいな地下茎の元を取り出さないとまた出てくるから厄介だ。
無事に活着した安納芋は新葉を出しつつあってこれからが成長の本番を迎える。
と同時にカヤツリグサとの戦いは続く。
やれやれ。