当菜園は緑肥による土作りを行っている菜園である。家庭菜園。
決して農家さんではありません。ただの家庭菜園。趣味の世界。
なぜ緑肥を用いているかというと、市販の堆肥を購入し、それを菜園に投入するのは費用対効果が合わないから。要するに堆肥は高価だからだ。
その点、労力さえ惜しまなければ緑肥の活用による土作りは費用的にはなかなか手頃だ。なにせタネ代しかかからない。
しかし、播種したり、刈り込んだり、鋤き込んだりという手間隙は発生する。緑肥はその種類によっては粗大有機物として、チッソ供給源として、耕盤破砕の手段として、マルチング素材として、雑草抑制として、などなど多彩な使い方が出来る。
今回、当菜園で播種したのはエン麦だ。
緑肥用エン麦、ヘイオーツ。なかなかその辺の小売店では買えないので通販する。「土に活力」というキャッチがまたよい。
ヘイオーツ。センチュウの抑制に抜群の効果があるようで、おかげさまで当菜園では連作障害らしい障害を経験したことがない。
袋を開けてタネをバケツに放り込む。
今回播種したのは2kg。ほぼほぼ発芽するが、一部は野鳥に食べられてしまうから、それを計算しての2kgだ。
播種は、耕耘機をかけるとき、自分の足跡をそのまま残しておき、その足跡の穴にタネを放り込み、その足跡を埋めるように整地するというやり方を採用している。もっと効率よいやり方があるのだろうけれど・・・。
本来はアメリカンレーキを利用して整地していくのだけれど、あいにくアメリカンレーキが壊れていて使えなかったから自分の足で埋めていった。
このように表面に残っているタネは野鳥に喰われる。播種後、しっかりと鎮圧をして雨を待てば100%発芽する。
それでもエン麦は発芽しやすい緑肥だから、先日の雨で発芽することはほぼ間違いない。